茶道具

獏で買取できる
茶道具関連のカテゴリ



茶道具の買取実績

  • 茶道具

    青白磁壺

    松井康成

    8

    出張買取 東京 男性・80代
    価格設定の背景

    練上手の人間国宝です。買取させていただいた作品は練上ではないため厳しい評価となりました。

  • 茶道具

    竹蒔絵黒大棗

    河原積善

    0.3

    出張買取 福岡 女性・70代
    価格設定の背景

    棗に関しては蒔絵や象嵌などの華やかさが重要です。しかしながらダメージがあると著しく買取金額が下がります。

  • 茶道具

    鉄瓶

    龍文堂

    0.5

    出張買取 大阪 女性・60代
    価格設定の背景

    シンプルな見た目でしたがコンディションが良かったです。鉄瓶に関して使用されてても良いですが、使用感ない方が評価はしやすいです。

  • 茶道具

    蓬莱釉裂茶碗

    清水卯一「蓬莱釉裂茶碗」

    12

    出張買取 京都 女性・80代
    価格設定の背景

    代表作の一つです。【蓬莱】というタイトルがついている作品は青磁よりも評価しやすいです。

  • 茶道具

    茶道具一式

    茶道具一式

    2.4

    出張買取 名古屋 男性・80代
    価格設定の背景

    練習用の茶道具でしたが、点数があると評価しやすいです。

  • 茶碗

    濁手色絵茶碗

    十二代酒井田柿右衛門「濁手色絵茶碗」

    5

    出張買取 埼玉 男性・30代
    価格設定の背景

    マーケットでは13~15代目の作品が主流です。貴重な12代目の作品で更に珍しい茶碗です。サイズが大きい方が値段付きやすいですがしっかりと評価させていただきました。

  • 茶道具

    白磁緑釉牡丹彫文香炉

    井上萬二「白磁緑釉牡丹彫文香炉」

    2.6

    出張買取 鳥取 男性・50代
    価格設定の背景

    白磁と言えば、の作家です。デザイン等も加味して評価させていただきました。

  • 茶道具

    茶道具一式

    茶道具一式

    0.8

    出張買取 名古屋 女性・70代
    価格設定の背景

    茶釜に関しては使用用途がかなり限られています。その中でも精一杯買取金額をださせていただきました。

  • 茶道具

    桐笹蒔絵唐戸面茶器

    中村宗悦

    0.5

    出張買取 東京 女性・60代
    価格設定の背景

    練習用の茶道具となります。その中でもしっかりと査定させていただきました。

  • 茶道具

    茶道具一式

    茶道具一式

    1.2

    出張買取 福岡 女性・80代
    価格設定の背景

    茶道をたしなむ人口が減少している中、独自のルートを駆使して他社様より高価買取させていただきました。

茶道具を買取のお客様の声

  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 福岡/ 女性・80代/

    レビューコメント

    茶道具を10点以上査定していただきました。担当の方は非常に丁寧に対応してくださいました。古い茶碗について、その歴史や価値を詳しく説明してくださり、安心して手放すことができました。査定も公正で、説明も分かりやすかったです。大切な品を信頼できる方に託せて良かったです。

    この度は当店での茶道具の査定をご利用いただき、誠にありがとうございます。お客様の大切な茶碗の価値を正しく評価できたこと、大変嬉しく思います。今後もわかりやすい説明と公正な査定を心掛け、お客様に安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

    山本
  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 女性・70代/

    レビューコメント

    この度は茶道具一式買取をしていただきありがとうございました。担当の方が親切で、私の持っていた品々について詳細な情報を提供してくれました。また、査定価格にも納得がいくもので、とても満足しています。信頼できるお店を見つけられて嬉しいです。

    茶道具一式の買取をご依頼いただき、感謝申し上げます。お客様にご満足いただける査定を提供できたこと、大変光栄に思います。当店は常に顧客の満足を第一に考え、信頼できるサービスを提供することをお約束します。

    金久
  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    店頭買取/ 大阪/ 女性・70代/

    レビューコメント

    初めて茶道具の買取を依頼しました。担当の方がとても親しみやすく、安心してお願いすることができました。遺品整理で出てきた茶道具について、丁寧に説明してくださり、感謝しています。買取価格も納得のいくもので、お店の対応にも大満足です。

    買取のご依頼をいただき、ありがとうございます。遺品整理は心に重いものがありますが、当店のサービスで少しでもお客様の負担を軽減できたことを嬉しく思います。今後も丁寧な対応と納得のいく価格を提供し続けます。

    立石
  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 名古屋/ 女性・70代/

    レビューコメント

    先日はありがとうございました。私の持っていた古い茶道具について、一つ一つ丁寧に査定していただき、その価値を教えていただけたのが嬉しかったです。親切な対応と専門的な知識に感謝しています。また何かあればお願いしたいと思いました。

    先日は当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。お客様の古い茶道具に対する思い出を大切にし、最適な価値を見出せたことに感謝しております。今後もお客様の信頼に応えるよう、精進してまいります。

    立石
  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 福岡/ 男性・60代/

    レビューコメント

    祖母が持っていた茶道具7点の買取をお願いしました。担当の方が非常に専門的な知識を持っており、茶道具の価値を正確に見極めてくれました。親切で丁寧な対応に感謝しています。また、買取価格も満足のいくものでした。ありがとうございました。

    祖母様の茶道具の買取をご依頼いただき、ありがとうございました。当店はお客様の品物に対する情熱を大切にし、それぞれの価値を正確に評価することを心掛けております。今後もお客様に安心してご利用いただけるよう、専門的な知識と親切なサービスを提供し続けます。

    山本
  • 「茶道具-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 女性・80代/

    レビューコメント

    担当の方の対応がとても良かったです。茶道具について、詳しい説明をしていただき、安心してお願いすることができました。また、査定過程も透明で、信頼できると感じました。また機会があればよろしくお願いします。

    茶道具の査定に関してお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。お客様に安心してご利用いただけるよう、透明性を重視したサービスを提供することを心掛けております。今後もお客様の期待に応えるサービスを提供するために努力して参ります。

    正村

査定士紹介

  • 小林 査定歴:13年 得意分野:美術品全般

    美術品・芸術品とは文化です。しかるべき状態で後世へ残すべきだと考えております。人それぞれ美術品に対しての好みや熱量は異なる事が多く、最も悲しいのは専門外の業者に処分依頼をしてしまうケースです。 詳しくみる
  • 山本 査定歴:6年 得意分野:九州エリアの陶磁器

    私には業務の中で大切にしている考え方があります。それは、「作品だけでなくお客様の思い出もお取り扱いしている」という事です。何気ない風景画や人物画が実はお客様にとっては思い出の場所だったり、ご家族を投影したものだったりします。それを手放されるという事は非常に苦しいことかと思います。 詳しくみる
  • 楜澤 査定歴:2年 得意分野:ファインアート

    小学生の頃にモーリス・ユトリロの≪コタン小路≫という作品に魅せられて絵画に関心を持ち始め、学生時代は西洋美術史を専攻しておりました。 美術館や画材・額縁店でのアルバイトを経て一度は教育関係の職に就いたのですが、やはり美術に関わるお仕事をしたいという思いが強く、獏に入社をして現在に至ります。 詳しくみる
  • 正村 査定歴:3年 得意分野:絵画・陶磁器

    美術品が昔から大好きで、縁があり美術品の買取専門店でお仕事をさせていただいております。 日々多くのお問合せやさまざまな作品やお客様と出会う中で気づき、私が大切にしていることがあります。 詳しくみる
  • 立石 査定歴:4年 得意分野:現代アート

    美術品に携わる仕事を始めてまず感じたのが、単に商品の売買を行う仕事ではないというところでした。 ほとんどの方にとって当てはまることだと思いますが、私もこの仕事をしていなかったら絵画や茶道具、骨董品などに触れることは少なかったと思います。 詳しくみる
  • 金久 査定歴:3年 得意分野:油絵・版画

    美術品に携わる仕事は、単なる商品の売買ではなく、お客様の人生や歴史に触れる貴重な機会であると強く感じます。絵画や茶道具、骨董品など、一つ一つの作品には、作り手の想い、持ち主の思い出、時代背景などが込められており、それらを丁寧に読み解き、お客様に最適な提案をすることが求められます。 詳しくみる

取り扱い作家一覧

取り扱い作家一覧

茶道具買取対応エリア

全国で出張買取を行っています
お気軽にお問い合わせください

東京・愛知・大阪・広島・福岡に店舗を構え、日本全国で買取を行っています。
迅速な対応を心がけておりますので、是非お気軽にご相談ください。
美術品を押し入れに閉まっている・お部屋に飾っている状態でも大丈夫です。

出張料金は
無料です!
お気軽にご連絡
ください!

店舗情報


買取方法・流れ


  1. Step01

    まずはお気軽にお問合せ下さい。

    まずはお電話メールLINEにてお問い合わせください。
    ※内容により画像(写真)で判断させていただく場合もあります。
    お問い合わせ前に作家の名前や詳細など確認していただけるとスムーズですが、何も分からなくても大丈夫です。
  2. Step02

    出張査定(無料)

    出張買取(無料)専門のスタッフが約束の日時にご訪問させていただきます。
    当日、新たに査定して欲しいものがある場合も歓迎いたしますので、ぜひご用意ください。
    ※作品によっては後日買取金額の回答をさせていただく場合もあります。
  3. Step03

    現金お支払い

    査定金額にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いします。
    当日中に作品も引き取りますので、基本的には1日で完結します。
    お振込にも対応しております。

    <必要書類>
    ※現住所が記載されているものに限ります。
    ・身分証明書 (運転免許証、保険証、パスポート、外国人登録証など)
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    美術品の詳細をわかる範囲でご教示ください。(作家名・サイズ など)写真を送付いただけると、より具体的な査定額のご案内が可能となります。
  2. Step02

    査定価格のご連絡

    いただいた情報を基に、おおよその買取金額をお調べしてご連絡いたします。
    査定は無料、金額にご納得いただけない場合は勿論お断りいただいて構いません。
    ※作品によっては、現物を見てからでないと判断出来かねる場合もございます
  3. Step03

    売却品を発送いただく

    査定価格にご納得いただけましたら、弊社から必要書類をお送りします。
    書類にご記入いただき、弊社東京本社宛に着払いにてお送りください。
    梱包材がお手元に無い場合、無料でお送りしますのでお知らせください。
    作品によってはお客様にご用意をお願いする場合もございますこと、予めご了承ください。
  4. Step04

    お荷物が弊社に到着

    コンディション等を確認させていただき、最終的な査定価格と登録番号を記載した「確認書」をお客様のご自宅へお送りします。
    ※最終的な査定価格にご納得いただけない場合はキャンセルも可能です。
    ※作品によっては返送時の送料をお客様負担とさせていただく場合がございます。
  5. Step05

    買取金額のお支払い

    必要な情報をご教示いただいた後、お客様指定の銀行口座へお振込みいたします。
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    完全予約制となりますので、まずお問い合わせをお願いいたします。
    美術品の詳細や、来店希望店舗・来店希望日時をお知らせください。
    内容によっては、この時点でおおよその買取金額をお伝え出来ます。
    【電話問合せ先】0120-89-0007(通話料無料)
    【店舗所在地】
    東京店:東京都大田区大森北3-5-7ロイヤルビル1階 詳しくはこちら>>
    大阪店:大阪市中央区内平野町1-1-5 西大手前ビル103号 詳しくはこちら>>
    福岡店:福岡市博多区諸岡2-4-1大和ビル103 詳しくはこちら>>
  2. Step02

    店舗へ美術品をお持ち込みください

    ご予約日時に、売却を検討されている美術品を店舗へお持ちください。
    ※売却時には身分証明書が必要です
    現住所が記載されている運転免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポート等をご持参ください
    ※駐車場のご用意はございません。恐れ入りますが、近隣のコインパーキングをご利用ください。
    なお、福岡店は専用駐車場がございますので、ご希望のお客様はご案内いたします。
  3. Step03

    査定価格をご提示

    美術品を拝見し、査定価格をお伝えします。
    当日に売却せず、一旦お持ち帰りいただくことも可能です。
    ※作品によっては査定価格のお伝えが後日となる場合もございます
  4. Step04

    買取成立 お支払い

    査定価格にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いいたします。
    お振込みも対応可能です。
  1. Step01

    お申込み

    まずはお電話・メール査定・LINE査定からお問い合わせ下さい。
    作品画像や詳細を合わせてお送りいただけますとスムーズにやり取りできます。
    まったく分からなくても問題ございません。
  2. Step02

    簡易査定

    いただいた情報をもとに大まかな落札予想金額をご提案させていただきます。
    オークションという性質上、希望的観測ではなく相場通りの金額でご提案させていただきます。

    鑑定書の取得が必要な作品の場合は当社で代行も承っております

  3. Step03

    作品のお預かり

    簡易査定にご納得いただけましたら作品をお預かりさせていただきます。
    出張・お持ち込み・宅配にて対応しております。
    お住いのエリアや作品の内容によってご相談させていただきます。
  4. Step04

    代行契約

    現物を拝見させていただき作品コンディション等をチェックさせていただきます。
    その後、具体的な最低落札価格を設定させていただきます。
    最低落札価格に満たない場合はご返却させていただきます。
    ご納得いただけましたら契約書を交わさせていただきます。
  5. Step05

    業者間オークションへ出品

    契約書通り進めさせていただきます。

    オークションにより強みのジャンルが異なるため、作品によっては別日になるケースもございます



  6. Step06

    お支払い

    落札金額から手数料を差し引いた金額をお支払いさせていただきます。

    具体的な手数料は下記を参照ください


    お振込みの場合はオークション終了後3営業日以内にご入金させていただきます。

茶道具のよくある質問

  • 傷や欠けがある茶道具でも売れますか?

    破損の程度にもよりますが買取できる可能性はあります。一度ご相談ください。

  • 箱書きも読めない遺品の茶道具があります。詳細不明ですが大丈夫ですか?

    問題ありません。専門家にお任せ下さい。

  • 出張買取の前に茶道具の査定金額はわかりますか?

    作品の詳細や画像をいただければ、ざっくりとした買取金額の提示は可能です。

  • 茶道具の査定は無料ですか?

    はい。無料で行っております。

  • 大量の茶道具が自宅にあるのですが持ち込まないとダメですか?

    出張買取(無料)サービスをおススメしております。破損のリスクも無く簡単です。

  • 祖母が使っていたお茶道具やお茶会で飾っていた掛軸などが家にあります。私自身はお茶の道を継いでいないので、これらの品々をすべて手放すことを考えています。これらを一括で買取してもらうことは可能でしょうか?

    お茶道具や掛軸を含む伝統的な日本の工芸品の買取を行っておりますので、ご安心ください。お持ちの品々を一括で買取ることが可能です。

茶道具の買取相場

作家名 モチーフ 買取相場
楽吉佐衛門 茶碗 10~300
即中斎 掛軸 2~15
荒川豊蔵 茶碗 10~200
角谷一圭 茶釜 ~30
千利休 茶杓 ~100
中村宗哲 ~40
松田権六 ~200
大樋長佐衛門 黒茶碗 3~25
黒田辰秋 ~20
川端近左 ~5

茶道具を高く売るポイント

綺麗な保存状態を維持しておく

茶道具はワレや欠けがあると価値が下がり、金継ぎ修復も同様に評価を下げます。市場価値はダメージがない方が高く、特に古い作品は修復されていることも多いですが、時代物でも完品は稀です。

共箱・箱書きといった付属品を揃えて保存しておく

茶道具には作家の名前や作品の名称・種類が記された共箱が付属することが多く、古い作品にはしばしば共箱が存在しないケースもありますが、近代作家の茶道具には基本的に共箱がついています。つまり、近代の茶道具に関しては共箱が無いと買取金額は下がります。

作家の評判や歴史的背景を理解する

作家の名声や作品の歴史的背景も価値を左右します。有名な作家の作品や、歴史的に重要な時期に作られた茶道具は高価買取の対象になりやすいです。

希少性を確認する

市場に出回っている数が少ない、または一点物の茶道具は希少価値が高く、高価買取につながります。希少性の高い茶道具を保有している場合は、その点をアピールしましょう。

書付(証明書)の有無をチェックする

書付は茶道具に対する家元や作家の認証であり、これがあると作品の真作が保証され、価値が高まります。

市場において需要がある作品・作家か

買取査定と市場評価は密接に関連しています。素晴らしい茶道具でも市場価値が低ければ高価買取は望めません。需要は少ないが、北大路魯山人や加藤唐九郎の作品は高値で取引されています。当社は全国に流通経路を持ち、知る人ぞ知る作家も見逃しません。

専門家に相談する

茶道具の価値は専門的な知識を要するため、買取前には信頼できる専門家や買取店に相談し、査定を受けることをお勧めします。

茶道具の今後の動向

2024年現在、非常に厳しくなっているジャンルの一つです。価値が付きやすいのは極端に古い茶道具、もしくは有名な作家ものに限ります。茶道具人口の低下により、練習用のお茶道具はかなり厳しい相場観です。

茶道具とは?特徴・歴史をご紹介

定義

茶道で使う道具を総称して茶道具と呼びます。茶道具は、お茶を楽しむために必要なさまざまな道具です。これには、お茶を点てるための茶碗や茶筅、お茶を盛り付けるための茶入、お湯を温めるための茶釜などが含まれます。日本人としてのあり方や文化を学ぶ上で、茶道の歴史は参考になることがあり多くの人に知ってもらいたいと個人的には思っております。

特徴

茶道具は、日本の伝統的なお茶の儀式で使用される、美的な要素と精神性を兼ね備えた道具群です。主な道具には、抹茶を点てる茶碗、抹茶を泡立てる竹製の茶筅、抹茶を計る茶杓、抹茶を保管する茶入、お湯を扱う柄杓、お茶に使う水を入れる水指があります。これらはお茶を点てるための機能的役割を果たすと同時に、季節や茶会のテーマに応じて選ばれ、茶道文化の深さと美しさを伝えます。

歴史

茶道は<人をもてなす方法>として生み出された行為です。茶道は禅との関係が深く臨済宗の開祖である栄西(1200~1253)が中国(宋)から茶を持ち帰って広めたのが原点と言えるでしょう。なので、茶道と禅は非常に深い繋がりがありますが、話が長くなりますので割愛させていただきます。
人をもてなす方法として、茶道の形式を生み出したのが能阿弥(1397~1471)です。室町時代・足利将軍家の収蔵品管理を任されていました。能阿弥が将軍へ茶を差し上げる為に確立したとされています。その後、珠光(しゅこう・1423~1502)という僧侶は地位が高い人ではない下々の茶を生み出し、後の茶道で大事な考え方である<侘び茶>が出来ました。武野紹鴎(たけのじょうおう・1502~1555)という武器商人が大阪・堺で茶を広め、千利休(1522~1591)に続きます。
ここで茶道の大枠が作られたとされています。現在の茶道では数ある流派がありますが、すべての祖先が千利休に集約されます。その中でも千利休の直系血族で維持され発展してきたのが、表千家、裏千家、武者小路千家で三千家と呼ばれています。書付の殆どがこの三千家で占められています。

 

千利休は何をした?

炉の寸法を定める、躙り口を創始する、茶室を正方形にする等、<侘び寂>に通ずる改革をしてきましたが、美術品という観点から見て重要なことは、和物茶道具の使用でしょう。
利休以前は唐物が好まれて使われていました。唐物とは中国で作られた作品をいい、当時は極上品としてされていました。和物茶道具を使用することにより、唐物一辺倒であった茶の世界に一石を投じました。利休の改革があって初めて今日の茶道具があるといえ、冒頭での答えになります。
利休の和物志向で重要な存在が<黒楽茶碗>の創始です。唐物の天目茶碗はお湯を入れると熱くなりますが、和物茶碗は熱伝導率が低くお茶を飲むのに適していることに気が付きます。その為、抹茶が立てやすく、熱くならず、飲みやすい茶碗を目指し楽茶碗が開発されました。最初は土の赤色が出た赤楽茶碗でしたが、仏教的な精神性を象徴する黒が主流となりました。この楽茶碗を開発したのが楽長次郎で、これこそが千家十職の誕生につながります。

侘び寂とは?

茶道とは切っても切り離せない存在です。侘び寂という概念には明確な定義がなく非常に難しい考え方と言えますが、一言で表すのであれば<不完全の美>ではないでしょうか。一般的には美とは均衡がとれていて完成されたものに使われる言葉ですが、侘び寂の世界では完成されてない足りない物こそ美しさを感じないかと問いかけてきています。このような考えは茶道具にも反映されており、不均一な茶道具、茶入れの蓋に使われる象牙の傷、割れた道具を目立つ金色で修復する金継ぎ等に見受けられます。

書付とは茶道具に対しての家元のお墨付き

茶道具に対しての、家元のお墨付きと言えます。 千利休から始まった数ある流派のうち、茶道人口の占める割合は表千家と裏千家となるでしょう。その中でも裏千家が茶道人口の多くを占め、その原因は教育現場では裏千家が採用されていた歴史が大きいかと思います。書付とは各家元が良い作品に対して認定するようなもので、通常共箱に記載されます。それがあるかないかでは買取金額が異なってきます。 また、家元でも流派によって評価が変わり、裏千家と表千家の家元は高い評価を得やすいです。 よく市場に出回っている書付

よく市場に出回っている書付

◆表千家は、十三代即中斎(そくちゅうさい)、十四代而妙斎(じゅみょうさい)。
◆裏千家は、十四代淡々斎(たんたんさい)、十五代鵬雲斎(ほううんさい)。

市場ではこの四人の書付をよく見かけ、安定した評価を得ています。書付の対象は千家十職や他の作家物だけではなく、無名の作品や唐物にも描かれていることがあります。
また、棗や炉縁などの漆が使われた作品は共箱だけではなく作品自体にも書付が入れられているケースもあります。

高価買取されやすい茶道具の種類

    • 茶碗

      お茶の歴史は古く、中国が起源と言われています。お茶の発展と共に茶碗が普及していき、平安時代に茶の文化と共に茶碗が日本に入ってきました。我々は「お茶碗」と聞くとどうしても白飯をよそうご飯茶碗を想像してしまいますが、ここでは抹茶や煎茶を頂く本来の茶碗のことを指します。
      季節や趣向に応じて様々な茶碗が存在し、窯元や制作者によって価値が大きく分かれます。有名な作家物には押し印や箱書きが残されているものが多いです。

    • 茶入れ

      茶入れは、主に濃茶(こいちゃ)を入れるために使用される茶道具で、茶の湯では「茶入」とも呼ばれます。濃茶を点てる際に使用する抹茶を保管し、お茶会中に抹茶を取り出すために用いられます。茶入れは、形状、素材、装飾の面で多様性があり、漆器や陶磁器、さらには金属製のものまで様々な種類が存在します。特に高価なものは、美術品としての価値も高く、骨董品として収集されることもあります。茶入れの形状には「肩衝・茄子・文琳」など、特定の形状に名前が付けられているものもあります。

    • 棗は、薄茶(うすちゃ)を点てる際に使用する抹茶を入れる容器です。蓋つきの小さな容器で、木製や漆塗り、陶磁器製など多種多様な素材で作られています。棗はそのサイズや形状、装飾によって大棗、中棗、小棗と分類され、季節や使用する茶会の形式に応じて選ばれます。棗の表面には、季節を感じさせる花鳥風月のモチーフが描かれていることが多く、茶道における季節感の演出に一役買っています。

    • 香合

      香合とは、香を入れておくための小さな蓋つきの容器のことです。茶の席では通常香を炊きますが、香を炊くための香炉や、湯を沸かすための風炉に合わせて香合も使い分けることが多いです。材質も陶器から漆器、木製のものまで色々な種類があり、仏具としても使用されます。

茶道具のお役立ち情報

記事一覧

獏で買取できる商品一覧

茶道具買取は獏にご依頼ください

茶道具は古い作品も多く、市場価値がある作品に関しては贋作も存在し専門家ではないと正しい金額を導きだす事が難しいです。近年では中国にて茶道具の需要が高まり、本来お値段を付けづらい茶道具も評価できるようになりました。 当社では正しい価値を見出し、正しい金額でお客様に査定額をご提案させていただきます。
茶道具に関しては現存作家よりも物故作家の方が流通量は多いかもしれません。時代や流派を問わず幅広い取扱い実績がありますので、是非、お気軽に美術品買取専門店『獏』へご相談ください。