油絵・油彩画

どこにも負けない
油絵・油彩画の高価買取実積

ベルナール・ビュッフェ

メロンのある静物
メロンのある静物
610
掲載日:2024/07/05

絹谷幸二

黄金旭日富岳
黄金旭日富岳
190
掲載日:2022/04/05

ジャン・ピエール・カシニョール

地中海を背に
地中海を背に
170
掲載日:2023/08/02

浮田克躬

村の眺望
村の眺望
140
掲載日:2024/04/26

東郷青児

塔のある街
塔のある街
140
掲載日:2022/09/01

児玉幸雄

パリの朝市
パリの朝市
65
掲載日:2023/11/19

田村能里子

赤の粧い
赤の粧い
60
掲載日:2024/07/18

水森亜土

グランブルー
グランブルー
60
掲載日:2024/07/01

高く売れるだけじゃない
お客様に選ばれる理由

査定時点の最高値で買取

美術品や骨董品の相場は日々変動。市場動向をリアルタイムで把握し、査定時点の最高評価額で買取いたします。

価値を正しく見抜く査定力

累計5万点・10億円以上の買取実績。豊富な経験のある専門の査定士が作品の価値を正しく見極めて、高額買取につなげます。

  • staff01

    査定歴13年:小林
    得意分野は美術品全般

  • staff02

    査定歴6年:山本
    得意分野は九州エリアの陶磁器

  • staff03

    査定歴4年:立石
    得意分野は現代アート

  • staff04

    査定歴3年:正村
    得意分野は絵画・陶磁器

  • staff05

    査定歴2年:楜澤
    得意分野はファインアート

高額査定の裏付となる販路

美術館、愛好家、ギャラリー、オークションなど、高く評価してくれる売却先との独自のつながりがあるからこそ、お客様の大切な作品を適正以上の価格で査定することが可能です。

油絵・油彩画を売却いただいたお客様の声

  • 「寺井力三郎-人形」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 神奈川 / 男性・50代 /

    レビューコメント

    父の遺品整理の中で見つけた寺井力三郎の作品を買い取っていただきました。作品の詳細については私自身あまり知識がなく不安でしたが、担当の方が作家の経歴や市場での評価について丁寧に説明してくださり、安心してお任せできました。査定額にも納得してお譲りすることができ、大変助かりました。

    この度は寺井力三郎の作品をご売却いただきありがとうございました。お客様の大切なお品をお預かりする立場として、作品の背景や価値を丁寧にご説明することを心がけております。今後も信頼いただける査定と対応を提供してまいりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

    小林
  • 「小林和作-紀州の海」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 静岡 / 男性・60代 /

    レビューコメント

    父が生前に収集していた絵画の中に小林和作の油彩があり、保管場所の都合で出張買取をお願いしました。担当の方は作品の来歴や画風にも詳しく、こちらの話もじっくり聞いてくださったので安心して任せられました。作品への敬意が感じられ、信頼できる方に見てもらえてよかったです。

    この度は小林和作の貴重な油彩画を査定させていただき、誠にありがとうございました。長年大切にされてきたご様子が伝わるお品で、私どもとしても丁寧に対応させていただきました。今後も思い出の品に寄り添う査定を心がけてまいりますので、ぜひまたご相談ください。

    楜澤
  • 「黒沢信男-雪晴れの道(支笏湖畔にて)」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 神奈川 / 女性・50代 /

    レビューコメント

    父が生前購入した黒沢信男の油彩画を、実家の整理に伴って出張買取で見ていただきました。あまり耳馴染みのない作家だったので不安もありましたが、担当の方が作品の構図や色使い、作家としての評価まで丁寧に説明してくださり、安心して手放すことができました。とても誠実な対応に感謝しています。

    この度は黒沢信男の油彩作品をお譲りいただき、誠にありがとうございました。知名度だけでなく、作品自体の完成度や保存状態にも注目し、誠意を持って査定させていただきました。お客様にご安心いただけたとのことで、大変うれしく思います。またのご相談を心よりお待ちしております。

    小林
  • 「田辺三重松-上高地の朝」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 東京 / 男性・70代 /

    レビューコメント

    父が生前大切にしていた田辺三重松の油絵を査定していただきました。自分にとっても思い入れのある作品でしたが、飾る機会が少なくなり、次に大切にしてくれる方へ譲ることを決めました。担当の方が作家の評価や現在の市場価値について詳しく説明してくださり、納得のいく価格で買い取っていただきました。親切で丁寧な対応に感謝しています。

    この度は田辺三重松の油絵をお譲りいただき、誠にありがとうございました。お父様が大切にされていた作品とのことで、丁寧に査定させていただきました。ご納得いただけたようで、私どもも嬉しく思います。今後も誠実な対応を心がけてまいりますので、また何かございましたらぜひご相談ください。

    正村
  • 「智内兄助-風戯」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 福岡 / 男性・60代 /

    レビューコメント

    長年大切にしてきた智内兄助の風戯を買い取っていただきました。購入当時から惹かれるものがあり、自宅の一角に飾って楽しんでいましたが、コレクション整理のため手放すことに。担当の方が作品の魅力や市場価値について詳しく説明してくださり、納得のいく査定額を提示いただけて安心しました。次の持ち主にも大切にしていただけることを願っています。ありがとうございました。

    この度は貴重な油彩作品をお譲りいただき、誠にありがとうございました。長年愛されてきたお品を、適正に評価しご納得いただけたことを嬉しく思います。お客様の思いのこもった作品が、新たな方のもとで大切にされるよう、責任を持ってお取り扱いいたします。また何かご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

    山本
  • 「智内兄助-たかむしろ名残」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 東京 / 男性・50代 /

    レビューコメント

    長年自宅に飾っていた智内兄助の油絵を買い取っていただきました。購入時から大切にしていましたが、生活環境の変化に伴い手放すことを決めました。担当の方が作品の魅力や市場価値について詳しく説明してくださり、納得のいく査定額を提示いただけたのが嬉しかったです。大事に扱っていただける方のもとへ届くことを願っています。ありがとうございました。

    この度は貴重な作品をお譲りいただき、誠にありがとうございました。長年大切にされてきた作品の魅力をしっかりと評価し、ご納得いただける査定を行えたことを嬉しく思います。次の所有者のもとで大切にされるよう、責任を持ってお取り扱いいたします。またご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

    正村
  • 「原雅幸-風景(仮題)」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 福岡 / 男性・60代 /

    レビューコメント

    亡くなった母の遺品整理をしていたところ、原雅幸さんの作品が出てきました。母がどれほど大切にしていたか、よく覚えています。今回、作品を手放す決断をしたのですが、担当の方の温かい対応のおかげで、気持ちよく売却することができました。ありがとうございました。

    この度はご依頼いただき、誠にありがとうございます。お客様の大切な思い出が詰まった作品をお預かりし、査定させていただく機会をいただき、大変光栄に思います。お客様にご満足いただけたこと、心より嬉しく思います。今後もお客様の大切な品々を適切に評価し、ご満足いただけるよう努めてまいります。

    山本
  • 「原雅幸-羊のいる風景(仮題)」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 愛知 / 女性・40代 /

    レビューコメント

    以前から所有していた原雅幸さんの作品を、思い切って売却することにしました。いくつかのお店に見積もりをお願いしましたが、こちらの店の担当の方の知識の深さに感心し、売却を決めました。査定額も納得のいくもので、気持ちよく取引を進めることができました。

    この度は数あるお店の中から、当店をお選びいただき誠にありがとうございます。お客様にご満足いただけるよう、今後も一層の努力をしてまいります。また、何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

    正村

油絵・油彩画買取のよくある質問

  • 油絵や洋画の価格はどのように決まりますか?

    価格は作品の作者、年代、希少性、人気度、作品の大きさ、そして保存状態などによって異なります。専門の査定士がこれらの要素を評価して、価格を決定します。

  • 油絵や洋画を売るときに重要なことは何ですか?

    保存状態が非常に重要です。色褪せ、破損、カビなどがあると価値が下がります。また、作品の背景情報や証明書があると、査定に役立ちます。

  • 本物の油絵や洋画を見分ける方法はありますか?

    専門の査定士に依頼するのが一番確実です。自分で見分けるには、筆跡、キャンバスの材質、署名、年代などを細かく確認することが大切です。

  • 油絵や洋画の保管方法について教えてください。

    直射日光を避け、湿度50~55%や温度18~20℃が安定した場所に保管するのが理想的です。また、ほこりが付かないようにカバーをかけることも大切です。

  • 作家名がわからない作品でも買取は可能ですか?

    もちろんです。作者が分からなくても、作品の質や独自性、そして芸術的価値は評価の対象となります。ですが、現在の流行に合ったテーマであるかも価格に影響します。専門の査定士がしっかりと作品を調査し、買取の可否を判断いたします。

  • 海外の作家さんの絵画も査定してもらえますか?

    はい、ご安心ください。海外市場に詳しい専門の鑑定士が、世界のオークション情報をもとに正確に査定します。

  • 壁に掛けてある作品は査定時、外した方がいいでしょうか?

    額が重く誤って落下させてしまう恐れもあります。額の取り外しは査定員がさせて頂きますのでお任せください。

獏の想い

staff01

美術品は文化であり、後世に残すべきもの

美術品にはそれぞれの価値があり、適正な評価が必要です。専門外の業者に処分されることなく、適切な査定で次の世代へ繋ぐお手伝いをいたします。

株式会社獏代表

油絵・油彩画の買取実績新着一覧

高価買取されやすい油絵・油彩画作家

    • 絹谷幸二の新世紀朝陽富士 の作品写真

      絹谷幸二(きぬたに こうじ)

      絹谷幸二は、富士山や人物、薔薇、ヴェネチアを描いた絵画で知られる現代美術家です。特に、富士山を描いたミックストメディアの作品が高く評価され、高価買取されやすいです。華やかな色使いや大胆な構図が特徴で、赤色を多用した作品が多いです。作品にダメージがないことが重要で、富士山や薔薇を描いた作品が特に人気があります。当店では、絹谷幸二の作品を積極的に買取しておりますので、ご相談ください。

    • 藤田嗣治

      藤田嗣治(ふじた つぐはる)

      藤田嗣治は、日本の洋画家であり、裸婦や猫、少女、自画像など多様なモチーフを描いたことで知られています。特に少女や猫を描いた油絵が高く評価され、高価買取されやすいです。藤田嗣治の作品は、独自の乳白色の下地と繊細な描線が特徴で、世界的にも高い評価を受けています。当店では、藤田嗣治の作品を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 熊谷守一の作品写真

      熊谷守一(くまがい もりかず)

      熊谷守一は、猫や身近な景色を描いた作品で有名な画家です。特に猫を描いた油絵や版画が高く評価され、高価買取されやすいです。彼の作品は、独特な質感とシンプルな構図が特徴で、画壇の仙人とも称されます。書作品も多く残しており、言葉の意味によって評価が変わります。当店では、熊谷守一の油絵や版画を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 荻須高徳の作品写真

      荻須高徳(おぎす たかのり)

      荻須高徳は、パリの風景を描いた作品で有名な画家です。特に油絵が高く評価され、高価買取の対象となります。彼の作品は、初期は荒々しいタッチが特徴でしたが、次第に穏やかな作風に変わりました。水彩画も市場に多く出回っており、描き込み具合によっては高額査定が可能です。荻須高徳の作品は、色や保存状態が重要なポイントです。当店では、荻須高徳の作品を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 鴨居玲

      鴨居玲(かもい れい)

      鴨居玲は、哀愁を帯びた人物画で有名な画家です。彼の作品は、暗い背景に立つ道化師や酔っ払い、老人などが特徴で、多くは自画像とも言われています。独特の重厚なタッチと憂いを帯びた表情が魅力です。鴨居玲の作品は原画が多く、特に道化師や酔っ払いのモチーフが高く評価されます。当店では、鴨居玲の作品を積極的に買取していますので、ご相談ください。

油絵・油彩画を高く売るポイント

綺麗な保存状態を維持しておく

絵画の査定において、保存状態は非常に重要です。修復が必要ない、経年による劣化が最小限であることが望ましいです。

絵画・油絵の発生しやすいダメージは?

油絵の具は自由自在に表現できるので、表現方法により作品の見た目が変わります。立体作品のように絵の具を沢山使った作品から、筆の跡すら残さない薄く伸ばした写真の様な作品まであります。
代表的なのは<ワレ><縮み><カビ><シミ><剥離>です。
ワレは絵の具が直線的に割れた状態、縮みは曲線的に収縮した状態で、修復可能ですが、損傷箇所によって評価が変わります。カビ・シミは油絵の具から発生し、進行度によって評価が異なります。初期のカビは簡単に取れますが、進行すると修復が難しくなります。剥離は下地が見えるほど絵の具が剥がれた状態で、最も深刻なダメージとされ、修復費用や損傷範囲により評価が大幅に下がります。ピンホールは作品制作過程でできる穴で、多くの場合ダメージとはみなされません。その他、乾燥不十分な状態で額装された作品では、額縁とキャンバスがくっつき、剥がす際に損傷が生じることがありますが、これも業者によって評価が異なります。

額縁の状態をチェックする

額縁の状態が良好である場合、または作品との相性が良い高品質の額縁である場合、価値が上がることがあります。

額縁のダメージとは?

基本的に絵画・美術品の買取業者は額縁込みの金額で概算価格を出しているところが多いです。なので、額に傷があって修復や交換をしなくてはいけない場合は、その分の評価額が下がると考えてよいでしょう。しかし、買取金額が数十万円単位の作品は、販売価格に占める額代が微々たる金額になるので、額に傷があったとしても問題にはしない所が多いかと思います。一方、数千円や数万円の作品は販売価格に占める額代が高いので、ダメージが出ている分だけ評価額が下がります。

最終的に、買い取った作品は様々な経路をたどって小売りされます。小売りされる段階では額縁に価値がある場合を除いて無傷の額に入っている事が多いので、額縁のダメージも買取金額を出すためには判断基準の1つになります。これは日本画や版画も同様です。
ダメージの種類は<傷><塗装剥がれ>などがあります。画像を参照ください。一般的な作品は修復という名目で若干評価が下がる可能性がありますが、上限は額代なので数千円~1、2万程度でしょう。

作家の印鑑やサインを確認する

作家の印鑑やサインの有無は、作品の評価において重要な要素です。サインが作品の表面または裏面のどちらかに存在しない場合、その作品の真作を証明し、評価することが困難になります。

証明書や鑑定書の有無を確認する

証明書や鑑定書がある場合、それらは真作であることや作品の詳細を証明するため、買取価格を高める可能性があります。証明書がある方が良く、鑑定書がない場合には、買取に際して不利になるケースが存在します。

作品の希少性を理解する

作品が市場でほとんど見かけないものや、限定生産されたものは、その希少性から高い価値を持ち、高額での買取が期待できます。ただし、この高価買取は主に有名な作家さんの作品に限られますので一度ご相談ください。

作家の評判や市場での需要を把握する

作家の評判が良い、または市場での需要が高い作品は、買取価格が高くなる傾向にあります。

作品の来歴(購入元)を明確にする

作品の出所が明確で、歴史が追跡できるものは価値が高まります。過去の展示歴など、作品の歴史を証明できる資料を保管しておくと良いでしょう。

適切な環境で保管する

直射日光を避け、湿度50~55%や温度18~20℃が安定した環境で作品を保管することが重要です。

絵画・油絵の保存に適した場所は?
温度・湿度・直射日光・物理的なダメージの4点に気を付けましょう。まずは飾る場所は直射日光が当たらず、風通しが良い場所がいいです。また、湿度や温度にも注意が必要です。理想を言えば、365日24時間空調を一定にするのがベストですが、現実的ではありません。美術品の所有者が作品を保管している場所は、納屋・屋根裏部屋・地下室等様々ですが、生活環境下に置いている作品の方が、ダメージが出ている作品は少ない印象です。例えば、リビングや寝室は在宅している時に多くの時間を過ごすでしょう。熱くて眠れない真夏だとクーラーをつけると思います。また、寒くて凍えそうな日はリビングに暖房をつけて快適にしようとします。反対に納屋や屋根裏部屋など倉庫として使っている場所はどうでしょうか。熱くて寝苦しい夜も、寒くて凍えそうな日もそのままにしている方が多いでしょう。このように自分自身や家族が長い時間過ごす場所は自然と環境が良くなるので、飾らなくてもそういった場所に置いておくのがいいと思います。

市場動向を定期的にチェックする

芸術市場は変動が激しいため、定期的に市場動向をチェックし、適切なタイミングで買取に出すことが重要です。

油絵・洋画の今後の動向

2024年現在、写実絵画(スーパーリアリズム)の人気が続いている傾向です。一方バブル時に流行した中堅作家さんなどは厳しくなっています。

油絵・油彩画とは?特徴・歴史をご紹介

定義

油絵とは<顔料を油で練った絵の具>で描いた作品です。何の絵の具を使っているかが一番のポイントです。絵の具には2つの役割があり、色を出す顔料と、その顔料を定着させる油で構成されています。
①顔料
地球上の貝、鉱物、花などから生成され、粉状に加工された有機(植物など)と無機(土や鉱物など)の2種類に分類されます。これらをキャンバスや紙に定着させるためには、バインダーと呼ばれる展色材が必要です。バインダーの種類によって、油絵の具やテンペラ画、アクリル画などの異なる画材が生まれます。
②油の種類
油絵の具には「乾性油」と「揮発性油」が使われます。「乾性油」には絵の具を延ばす役割があり、主にリンシードオイル(最も一般的で強い黄色が特徴)とポピーオイル(黄色は弱く、乾燥速度が遅い)があります。「揮発性油」は乾性油を薄め、絵の具を溶かす役割を持ち、テンピン油(スタンダードで揮発速度が早い)とペトロールがあります。現在は、顔料を乾性油で練った状態でチューブ式に販売され、制作目的や表現方法に応じてこれらの油を追加することが一般的です。

特徴

油絵の最大の特徴は立体感であり、乾いても絵の具の厚みが保たれるため、大胆なマチエール表現が可能です。乾燥が遅いため、作家は時間をかけて修正や色のブレンドができ、思考しながら作業を進めるのに適しています。しかし、完全に乾くまでに何年もかかるため、早期に額装すると額と絵がくっつくリスクがあり、これは商業的に活動する作家にはデメリットとなることがあります。また、独特の匂いも一部の作家にとっては不利点になります。
テンペラ、フレスコ、アクリルは、顔料を何に混ぜるかで異なる絵の具です。テンペラは主に卵を使った接着剤で作られ、発色が良く、乾燥が早いが厚塗りには不向きです。フレスコは漆喰に顔料を水で溶かして描く技法で、発色が良く耐久性が高いが、下地施工が難しく、制作時間に制限があるため、現代ではあまり使われていません。アクリルはアクリルエマルションを使い、乾燥後は耐水性があり、様々な素材に描けるメリットがありますが、筆の跡が残りやすいです。各技法は独特の特性を持ち、作品の見え方に影響を与えますが、買取では一般に油絵=洋画と分類されることが多いです。

歴史

油絵の歴史は15世紀に始まり、ヤン・ファン・エイクによる油絵の技法の確立が画期的でした。彼は乾性油(主にリンシードオイル)と顔料を混ぜ、以前には不可能だった細部の描写とリアルな質感を表現する絵画を生み出しました。この進歩はルネサンス時代の画家たちに影響を与え、よりリアルで詳細な人物像や風景の描画を可能にしました。油絵はその後ヨーロッパ全土に広がり、17世紀オランダではレンブラントらがリアリズムを追求し、光と影を駆使した人物の内面表現を開発しました。19世紀には印象派が登場し、光と色彩の変化を捉え、瞬間的な効果や動きに焦点を当てて絵画表現を革新しました。20世紀に入ると、油絵は抽象絵画や現代美術へと多様化し、画家たちは従来の枠を超えた新しい表現を探求しました。デジタル技術の進展はこの傾向をさらに強化し、伝統的な油絵の技法とデジタルの融合により独創的な作品が生み出されています。これらの進化は、油絵が時代ごとに新しい形を取りながら進化し続ける芸術形式であることを示しています。

油絵と他の絵画の違い

油絵は乾性油と顔料の組み合わせで作られ、その遅い乾燥プロセスにより、画家が色を重ねたり細部を修正したりすることを可能にし、豊かな質感と立体感のある作品を生み出します。透明感の表現も可能で、光や影の効果を鮮明に描き出せるのが特徴です。一方、水彩絵具は速く乾き、透明感のある軽やかな表現が得意で、優しい色合いと繊細な質感を表現しますが、油絵具のような色の重ね塗りには制限があります。日本画では、和紙や絹に適した岩絵具や特有の顔料を使い、独特の透明感や色合いで日本の美意識を表現します。これらの技法は、それぞれ異なる技術と美学に基づき、画家に独自の表現の自由を提供し、各々が独特の芸術世界を創造しています。

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獏で買取できる商品一覧

油絵・油彩画買取は獏にご依頼ください

作家によっては、作品の鑑定書が必要な場合もあります。そのため、当社では鑑定書の発行代行サービスも提供しています。
作家自身の相場だけではなく制作年、絵画作品のクオリティ、題材等を考慮して金額のご提示をします。日本国内だけではなく海外での市場も考慮した査定をいたしますので、作家の国籍問わず是非、お気軽に美術品買取専門店『獏』へご相談ください。