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【2023年最新】人気のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート!イヤープレートのランキングや希少価値の高いお皿を紹介

旧ロイヤルコペンハーゲン磁器工場
旧ロイヤルコペンハーゲン磁器工場。現在は工場兼アウトレットとしてオープンしている。
出典元:ウィキメディア・コモンズ

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ロイヤルコペンハーゲンは、デンマーク王室の保護のもとで開窯された歴史ある陶磁器ブランドです。コバルトブルーの格調高い絵柄と、3本の波線の上に王冠が施されたマークがロイヤルコペンハーゲンのテーブルウェアの特徴です。

開窯以来240年以上にわたって制作されてきたロイヤルコペンハーゲンの清楚で繊細な陶磁器は、これまで多くのファンを魅了してきました。なかでも1908年に初めて制作されてから、毎年欠かさず制作されているロイヤルコぺンハーゲンの「イヤープレート」は大変な人気で、世界中にコレクターが存在します。

今回は、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートのうち特に人気のある7点と、希少価値の高い1点について紹介します。



ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートとは?

ロイヤルコペンハーゲン_イヤープレート1917 1917年のイヤープレート
出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、毎年11月の初めごろから販売が開始されるため、デンマークでは「クリスマスプレート」と呼ばれています。当初は聖書の場面を描いた絵柄が多く、「JUL」というデンマーク語でクリスマスをあらわす文字も刻まれていました。

現在に至るまで100枚以上ものイヤープレートがロイヤルコペンハーゲンにより制作されていて、近年は一般家庭のクリスマスの風景や、明るく豊かな市民生活が積極的に描かれています。イヤープレートに描かれる風景には、幸せなクリスマス、そして幸せな1年を願う心が込められています。

ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、その年の生産が終了すると原版の石膏型を破棄してしまうため、追加生産されることがありません。現品限りとなることも、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの人気が高まる理由といえるでしょう。

特別感あふれるロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、大切な人への贈り物や結婚祝い、出産祝いとして人気の品です。また、1908年から毎年生産されており、その年の社会背景なども感じ取れるロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、コレクターからも非常に愛される品となっています。



ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート人気ランキング


それでは、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートのうち、特に人気のある7点について紹介します。



1999年のイヤープレート


【The Sleigh Ride】
・販売年 1998年(平成10年)
・公式HP販売価格 8,800円(税込)
・サイズ 18cm

1999年(平成11年)のイヤープレートは、クリスマスツリーにするためのモミの木をそりで運んでいる様子が描かれた、ワクワクするような作品となっています。やがて、このクリスマスツリーにもさまざまなデコレーションやキャンドルが飾られて、一層気分が盛り上がることでしょう。そりの奥には、デンマークの典型的な教会、手前には雉(きじ)のつがいが描かれています。古き良きデンマークの風景が描かれた人気の作品です。



2021年のイヤープレート


【WINTER IN THE GARDEN】
・販売年 2020年
・公式HP販売価格 13,200円(税込)
・サイズ 18cm

2021年のイヤープレートに描かれているのは、白く清らかな銀世界を背景に、エサ台の近くに集まるかわいらしい小鳥たちが描かれています。この小鳥はミソサザイで、白樺の木の上にもとまっています。えさ台のごちそうを分けあうミソサザイは、食べものに困ることなく、デンマークの冬を越すことができるでしょう。この年には、イヤープレートのデザインにちなんで、ミソサザイのフィギュリン(陶磁器で作られた人形や動物)も制作されました。



1961年のイヤープレート


【デンマークの訓練船】
・販売年 1960年(昭和35年)
・公式HP販売価格 35,200円(税込)
・サイズ 18cm

1961年(昭和36年)のイヤープレートには、当時デンマークに2艘あった訓練船のうちのひとつ、「デンマーク」という名前の帆船が描かれています。ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを多く手がけているアーティスト、カイ ランゲによってデザインされました。デンマークとスウェーデンの国境にあるオアスン海峡の入り口で、クロンボー城の横を通過しています。士官候補生たちは、この船の上で実技的な訓練や数学、気象学などの理論的な勉強もしていました。帆をふくらませて意気揚々と進む様子が清々しい作品です。



1963年のイヤープレート


【ホイスエーヤの風車小屋】
・販売年 1962年(昭和37年)
・公式HP販売価格 17,600円(税込)
・サイズ 18cm

1963年(昭和38年)のイヤープレートは、1961年と同じくカイ ランゲによってデザインされています。カイ ランゲの育った地である北シェラン島のホイスエーヤには、1870年に建てられてから現在まで使われている風車があり、それをモチーフとして描かれました。かつて何千年もの間、麦をひくには打ち砕くか平らな石の間で揉むかのどちらかしかありませんでした。しかし、12世紀に風車が造られてからは、風車は穀物の育つ国の象徴として親しまれてきました。



2019年のイヤープレート


【Meeting in the Paddock】
・販売年 2018年(平成30年)
・公式HP販売価格 13,200円(税込)
・サイズ 18cm

2019年(平成31年)のイヤープレートは、牧場での出会いを描いています。凍てつくように寒い冬のある日、馬は小さな生き物に出会います。それは、生え変わったあたたかい冬毛に包まれた可憐なうさぎです。小さな友達に興味深そうな眼差しを投げかける馬が印象的な、田園地方の動物同士のかわいらしい出会いを描いた作品です。ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを多く手がけているアラン・ターキルセンによってデザインされました。



2022年のイヤープレート


【FREDERIKSBORG CASTLE】
・販売年 2021年
・公式HP販売価格 13,200円(税込)
・サイズ 18cm

2022年のイヤープレートには、フレデリクスボー城(FREDERIKSBORG CASTLE)におけるクリスマスイブが描かれています。お城の中でクリスマスを祝う人々がテーブルを囲んでいるのに対して、ここで描かれているのはお城の外の静まり返った中庭です。石畳の上には雪がずっしりと積もり、お城に住んでいる 2 匹の猫の瞳には街灯の輝きが映っています。2019年のものと同じく、アラン・ターキルセンによってデザインされました。



2020年のイヤープレート


【CHURCH OF OUR LADY】
・販売年 2019年
・公式HP販売価格 13,200円(税込)
・サイズ 18cm

2020年のイヤープレートには、歴史あるコペンハーゲン大学の屋根で聖母教会(CHURCH OF OUR LADY)の鐘の音に耳を傾ける、暖かな羽をまとった小さなメンフクロウの姿が描かれています。フクロウは、コペンハーゲンの人々が壮大で静寂に包まれた教会に入り、ベルテル・トーヴァルセンの壮麗な彫刻の美しさを堪能している様子を近くで見守っています。アラン・ターキルセンによってデザインされた、どこか厳かな気持ちになる作品です。



【プレミア】1995年のイヤープレートはなぜ高い?希少価値は?

クリスマス 出典元:pixabay
1995年(平成7)年に作られたイヤープレートは、ロイヤルコペンハーゲンの公式サイトでも77,000円(税込)の価格がついており、一般的に高値で取引されています。ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートはその年にしか作られないためにどれも希少価値が高いのですが、なかでも1995年(平成7)年に作られたイヤープレートは、この年に大規模なストライキが起きたために生産量が需要に追い付かず、より希少価値が高まる結果となりました。

1995年のイヤープレート「マナーハウスでのクリスマス」は、ホルスタイン宮殿に入っていく家族が描かれた、クリスマスへの高揚感が伝わってくる作品です。

ちなみに希少価値の高いものは他にもあります。1908年(明治41年)、ロイヤルコペンハーゲンが一番初めに作った聖母子を描いたイヤープレートは、生産数が少なかったこともあり大変希少価値が高く、公式サイトでは 1,540,000円(税込)の値がついています。



ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートに名入れはできる?


ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートには、名前や日付など希望の文字入れが可能です。文字が入る場所はプレート裏面のタイトル下部です。

文字を入れてもらうには別料金がかかります。ロイヤルコペンハーゲンの公式サイトで確認したところ、2022年のイヤープレートは、名入れにすることで2,750円(税込)高くなっていました。ただし、まれに名入れを無料でしてくれるキャンペーンも行っているようです。名入れをしたイヤープレートは、注文後、到着までに4~5週間程度かかります。



ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートまとめ

コペンハーゲンの街並み デンマーク、コペンハーゲンの街並み
出典元:Unsplash

ロイヤルコペンハーゲンは、「北欧のパリ」とも呼ばれるデンマークのコペンハーゲンで、伝統的なハンドペイントの技を守りつつ、現代的なデザインも発表している人気の陶磁器ブランドです。

なかでも1908年から1枚も欠かすことなく毎年制作されているロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、その年にしか作られないという特別感や、時代背景を反映した絵柄の魅力などが相まって世界中の多くの人から愛されてきました。

毎年11月の初めごろに販売が開始されるので、興味のある方はぜひ早めにチェックしてみてください。

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