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マドモアゼルで有名な日本画家鶴岡義雄の略歴|ヤフオクやオークションの作品は本物?


「早春賊」 版画(リトグラフ)
出典元:鶴岡義雄の絵画・油絵・版画の買取価格とポイント

鶴岡義雄(つるおかよしお/1917年4月13日-2007年10月27日)は茨城県出身の洋画家です。主な代表作品には、「マドモアゼル」シリーズや「舞妓」シリーズなどがあります。

今回の記事では、鶴岡義雄の略歴や相場価格等を徹底解説します。本記事は、鶴岡義雄自身または彼の作品に興味をお持ちの方や絵画の売却をご検討中の方におすすめです。

鶴岡義雄作品を鑑賞できる美術館情報も掲載しておりますのでご覧ください。



鶴岡義雄の略歴

鶴岡義雄は、茨城県土浦市出身です。1941年日本美術学校(2018年閉校)を卒業、「二科展(公益社団法人二科会が開催する美術展)」に「台湾蛮女」を出品し初入選しました。

1947年には、二科展で「化粧」が二科賞を受賞します。その後、1950年に二科会会員になりました。

1969年にはカンヌ国際展に招待出品を果たし、サロン・ドートンヌ会員になります。1974年には二科展で「ソワルドパリ」が内閣総理大臣賞受賞し、同年日本赤十字社銀色有功章が授与されました。

1980年には二科会常務理事、1990年には二科展で日本芸術院賞受賞など積極的な活動を続けていました。1993年には勲四等旭日小綬章受章、1994年日本芸術院会員になります。

その後は2000年二科会理事長、2006年には二科会名誉理事に就任を果たしました。



鶴岡義雄の有名な作品はマドモアゼル


「マドモアゼル」 油絵
出典元:鶴岡義雄の絵画・油絵・版画の買取価格とポイント

鶴岡義雄の有名作品は、「マドモアゼル」シリーズです。本作品は、フランス・パリでの生活をきっかけに制作されました。人気の高いシリーズで、ファンがとても多いです。

綺麗なドレスやさまざまな装飾品を身につけた華やかかつ気品のある女性が描かれています。少し遠くを見つめているまなざしとうっすら微笑んだ口元、はっきりとした鼻筋や輪郭はとても印象的です。

また、作品全体がもつ魅惑的な雰囲気にも圧倒されます。「マドモアゼル」シリーズの作品は、どれも印象的かつとても魅力的です。



鶴岡義雄その他の作品・風景画

鶴岡義雄は、マドモアゼル以外にも数多くの作品を制作しました。今回は、鶴岡義雄作品のなかから4つをご紹介します。詳細は下記の通りです。

・舞扇
・舞妓
・鼓
・ラ・サンスール

各作品の情報をまとめました。



舞扇

「舞扇」は油絵です。美しい着物と舞扇(扇子)、さまざまな装飾品を身につける凛とした表情の舞妓さんがとても印象的な作品に仕上がっています。

美しい瞳と小さく可愛らしい唇、ほんのり赤く染まった頬がとても魅力的です。「マドモアゼル」シリーズで描かれていた女性とはまた違った印象・雰囲気が感じられます。

着物や舞扇(扇子)の質感や滑らかな動きが表現されているのも特徴的です。



舞妓

「舞妓」シリーズは、「マドモアゼル」シリーズ制作後に描かれました。「マドモアゼル」シリーズと同様、ファンがとても多い作品です。洋画家・鶴岡義雄ならではの描き方は、他作者の舞妓とはまた違った魅力や独自性が感じられます。

美しい着物と装飾品をつけた舞妓さんの表情や雰囲気は、どれもとても魅力的です。色使いが美しく、凛とした雰囲気と上品さがあります。

他にも数多くの「舞妓」が描かれており、それぞれ印象や雰囲気が異なりますのでぜひチェックしてみてください。




「鼓」 油絵
出典元:鶴岡義雄の絵画・油絵・版画の買取価格とポイント

「鼓」は、太鼓を肩にもった舞妓さんが描かれた作品です。凛とした表情と瞳、可愛らしい唇には女性らしさや気品を感じます。着物やさまざまな装飾品の色使いがとても美しいです。

また、スッとした横顔には「マドモアゼル」シリーズに感じたどこか魅惑的な雰囲気も感じ取れます。



ラ・サンスール

「ラ・サンスール」は、本記事内で紹介した美術品とは全く違う印象を感じられる作品です。華やかなドレスと装飾品を身に付けた女性と動物が描かれています。

上品・魅惑的の両方を兼ね備えた印象の女性は、とても魅力的です。全体的に華やかで、繊細かつ緻密なタッチも印象に残ります。



鶴岡義雄の作品の相場価格は?

鶴岡義雄の作品の相場価格は、数万円~数十万円程度です。油彩画の方が、版画(リトグラフ)作品よりも買取金額が高い傾向にあります。

とくに、鶴岡義雄の代表作品である「マドモアゼル」や「舞妓」は高い人気を誇っているため高価買取を十分実現できます。現在、鶴岡義雄作品を所有なさっている方はぜひお気軽にご相談ください。

ただし、鶴岡義雄作品を含む絵画・美術品(骨董品)の買取金額には作品の状態やサイズ等がとても重要です。作品の状態が悪くダメージを受けている場合は、買取金額にもマイナスな影響を与えます。

少しでも高価買取を狙うなら、作品の状態には常に注意を払っておくのが重要です。制作年からかなり月日が経過した作品を所有している方は、保管状態を十分ご確認ください。



ヤフオクやオークションの商品は本物?

ヤフオクやオークション等に出品された作品の真贋を見極めるのはとても難しいです。鶴岡義雄が制作した本物の作品を手に入れるなら、信頼できる正規の方法をご利用ください。

現在ヤフオクやオークション、フリマ等には多くの美術品が出品されています。実際に取引がなされているものも多く確認できました。

ただ、サイト内に掲載されている美術品の写真やコメント等の情報が本当かどうかを確認することはできません。トラブルを未然に防ぐためにも、鶴岡義雄の作品を購入する際は正規の方法を利用するのが1番確実かつ安心です。



ひろしま美術館で鶴岡義雄の作品が見れる


出典元:ひろしま美術館

鶴岡義雄の作品を鑑賞するなら、広島県広島市にある「ひろしま美術館」がおすすめです。ひろしま美術館には、以下の3作品が所蔵されています。

・「舞妓」 1973年/油彩.カンヴァス/100.0×80.5cm
・「ヴェネツィアの朝陽」 1973年/油彩.カンヴァス/59.0×72.0cm
・「白梅」 1980年/油彩.カンヴァス/194.5×130.0cm

ひろしま美術館には、フランス近代絵画や日本近代絵画が所蔵されています。現在は、所蔵作品のなかからおよそ90点を常設展示している状況です。公式HPでは、展示中の作品リストを確認することもできます。

・館名(名称):公益財団法人ひろしま美術館
・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・入館料:一般1,000円/高校生・大学生500円/小学生・中学生200円
・住所:〒730-0011 広島県広島市中区基町3-2 中央公園内
・電話番号/FAX:082-223-2530/082-223-2519
・駐車場:有(障がい者等専用駐車場)
・公式HP:ひろしま美術館



鶴岡義雄の作品買取なら株式会社獏にお任せください

鶴岡義雄の作品の売却を検討中なら、東京の絵画買取なら獏にお任せください。鶴岡義雄作品を含む数多くの絵画・美術品(骨董品)の買取を行っております。

株式会社獏の買取方法は、店頭・無料出張・宅配(郵送)の3種類です。お客様のご都合やスケジュール等に合わせて利用しやすい買取方法を選択していただけます。

とくに、出張・宅配(郵送)ならご来店いただく必要がありません。ご自宅にいながら絵画・美術品(骨董品)の買取から査定、お支払いまでを済ませられます。

また、株式会社獏の査定方法はLINE・メール・電話の3種類です。査定料金は一切発生しません。お問い合わせ時に作品情報が多ければ、おおよその買取目安金額もご提示できますのでぜひご利用ください。


鶴岡義雄の絵画・油絵・版画の買取価格とポイント