はじめに
こんにちは、東京の美術品買取専門店 獏 の小林です。用事があり銀座へ出かけた日のこと。久しぶりに「GINZA SIX」に行ってみました。今回は2度目の訪問です。GINZA SIXは銀座の一等地にある商業施設で、有名ブランドが多く入っています。
しかし、GINZA SIXはただのお店ではありません!美術館レベルの作品を鑑賞することが出来る場でもあります。コロナウイルスの影響で美術館が事前予約必須にシフトしている今、気分を変えて買い物をしつつアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
入店してすぐの巨大アート
GINZA SIXでは、入店してすぐに大きな美術品が目に飛び込んできます。初めて訪れた際(2017)、今でも鮮明に覚えていますが【草間彌生】の「南瓜」が空中に浮かんでいました。天井の高さが引き立つ吹き抜け部分に、白地に赤ドットのカボチャがインパクト大、さすが日本の中心地☆東京 銀座だな~と思いました。
生憎写真は撮っていませんので、公式サイトからご覧ください→https://ginza6.tokyo/art
今回の訪問時は【吉岡徳仁】「Prismatic Cloud」が展示されていました。訳すなら「多彩な雲」というところでしょうか。見た時に、降り注ぐ光の集合体のようだなと感じましたが、家で調べて作品名にも納得です。
この吉岡氏、とても凄い方で『東京2020オリンピック・パラリンピック』の聖火リレートーチのデザインを手掛けた方だそうです。また国内に限らず国外でも多くの作品が美術館に所蔵されているとのこと。
また、元はインテリアデザイナーである倉俣史朗氏・ファッションデザイナー三宅一生氏(イッセイ・ミヤケ創立者)の下でデザインを学ばれており、とても魅力的な経歴の持ち主であることも伺えます。
アートが買える![蔦屋書店]
GINZA SIX蔦屋書店は、アート好きの方にはたまらない場所でしょう。2020年6月訪問時の情報となりますが、【奈良美智】、【村上隆】、【ジェフ・クーンズ】、【アレックス・カッツ】など、名だたる現代作家の作品が、値段表記もされていたのでおそらく販売されていました。日本国内でもアートを買える本屋は多くはないでしょう。
当然ですがアート関係の本も多く、サラッとしか見ていませんが多数の美術ジャンルで奥行きがあるラインナップでした。読みたい本が決まっているわけではなく興味が持てる美術書を見付けたい方はピッタリな場所でしょう。
まとめ
GINZA SIXはただの商業施設ではないので、行く価値有りです。ファッションも広義な意味では芸術だと思います。ラグジュアリーブランドは年に2回大規模なコレクションを開催し、そこで各ブランドのアイデンティティを多種多様な表現方法で公開します。ブランドが作家なら、アパレルは作品です。このように考えるとファッションと美術品は親和性が高いと言えるのではないでしょうか?今回ご紹介していない作品以外にも様々な作品が至る所に展示されていました。ショッピングしながらアート鑑賞を楽しめる日本でも数少ない新たな試みとして今後のGINZA SIXが楽しみです。