はじめに
「遺品整理」と聞くと、悲しいイメージ・面倒なイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。自分で購入したモノを処分するのとは異なり、ご家族等、近しい方がお持ちであった 購入の背景を知らないモノを処分することは非常に難しいことです。美術品とは不思議なモノで、非常に高値の付く作品でも、あまり興味の無い方が見ると価値が無いように見えてしまう事があります。そのような理由から、遺品の中に美術品があった場合、すぐに価値が無いと決め付けてしまうのでなく、一度このブログの内容を少しでも思い出していただきたいと思います。
遺品整理はほとんどの方が初心者
遺品整理をする機会は、人生においてそう多くないと思います。よって、遺品整理に慣れている方はほぼおらず、皆さん探り探りの状態で行われています。また、ご両親や長年連れ添ったパートナーなど、非常に近い方が亡くなった場合に整理しなければならないことが多いため、精神的にも辛く 厄介なことだと感じる方も多いようです。モノが多く残っている場合、丸ごと解体業者や遺品整理業者に任せる方もみえると思います。そちらの方が手間は少なくて済むかもしれません。
ただし、絵画・骨董などの美術品がある場合は、是非[美術品専門の買取業者]を呼び、査定を依頼してください。「美術品はよくわからない・・・」という方は特に、専門業者へご相談いただくことを強くお勧めします。理由は次章でご紹介します。
遺品整理の際に絵画・美術品の買取専門業者を呼ぶメリット
遺品に絵画・壷・茶道具などがある場合、美術品専門の買取業者に査定を依頼することが一番です。美術品は余程ご存じの方でない限り、価値の見極めが難しいモノです。また、その価値も時代に合わせて大きく変化し続けているため、常に最新の情報を収集している専門業者でないと正しい査定は不可能です。もし他ジャンルの物をまとめて処理してくれる業者に依頼をしたら、価値のあるモノも安く引き取られてしまう可能性もあります。もしくは、その業者経由で専門業者へ査定依頼が行く仕組みで、実際の価値から仲介料分を引かれてしまうケースもあるでしょう。
『餅は餅屋』ではありませんが、大きな価値を持つ可能性がある美術品、多少面倒くさくても 専門業者へ査定依頼することをおススメします。
「売却する時はまとめて」がおすすめ
遺品整理時に美術品が複数ある場合、まとめての売却にメリット有です。メリット①は、[点数が多いほど高価買取につながる]点です。
お客様からの同時買取り点数が多ければ多いほど、我々買取業者はかかる費用を抑えられるため、浮いた分をお客様への買取価格に反映させることが出来ます。
また、同じような種類の作品を多くご売却いただける場合、ご売却いただいた後の販売経路を見つけやすいこともあり、更に金額が上がる可能性があります。(但し、点数が多くてもお値段をお付けできないケースもございます。)
メリット②に、[単品では値段が付かない作品も引き取ってもらえる可能性がある]点です。
絵画・美術品であれば何でも値段をお付けできる(買取出来る)わけではなく、中には値段を付ける事ができず、無償の引き取りも出来かねる場合があります。
そんな時、作品を多くお持ちで、且つまとまった買取金額となる場合は、通常時 引き取ることが出来ない作品もまとめて引き取らせていただきます。
特に額縁は素材も様々であり、地域によっては処分に費用が掛かるケースもあるようです。
額縁も作品同様、まとまった買取金額を付けさせていただける場合は引き取らせていただきますのでご相談ください。
まとめ
絵画を中心に美術品全般の買取を行っている立場から[遺品整理時 作品まとめ売りのメリット]を紹介させていただきました。じっくりと時間を掛けることが可能な方は、絵画専門の買取業者から2~3社ほど見積をとると、失敗する確率が格段に下がります。精一杯の査定額を提案している業者が殆どですが、稀にそうでなく低い価格を提示する業者も居ると聞きます。面倒なことかもしれませんが、後悔しないご売却となるよう、時間を掛けてあげてください。
当社は、作家名・モチーフなどの情報から、お電話等問い合わせの時点で見積のお伝えが出来るケースもございます。是非お気軽に、当社「東京の美術品買取専門店 獏」へご相談ください。