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茶道具(茶碗・花入・棗など)の買取について|練習用や本番用という考え方など

茶道具
東京の骨董品買取なら獏

はじめに

最近、茶道具を手放す相談をいただく機会が増えています。主に女性の方から問合せをいただく事が多く、様々な事情で売却を検討されています。数多くのお客様より茶道具をお譲りいただいてきましたが、売却を決断された大きな理由は『引っ越し』と『生前整理』です。

利便性や管理のしやすさから一軒家からマンションへ移る際や、体調不良などの理由で手放す方が多い印象です。親子で茶道を嗜んでいれば引き継ぐことも可能ですが、時代背景など様々な理由で若い方の茶道人口が減少している事を踏まえると難しいと聞きます。個人的には茶道は日本が誇る伝統文化なので、衰退の一途をたどるのではなく将来にわたって文化として継承してほしいです。
その為、押し入れに眠らせておくのではなく、買取を通じて新たなお客様へ橋渡しをしたいと思います。

全盛期と比べると需要の低下は否めませんが、その中でも高価買取しやすい種類の作品などを紹介させていただきます。

練習用と本番用

練習用と本番用とは便宜的に使用している言葉です。練習用とは稽古などで使用する比較的に安価な道具で、本番用とはお茶会等で使用する道具をさします。ただ、高価な作品しか本番用と認められない訳ではなく、商品として扱う際に分けて表現させていただいています。

茶道初心者や練習などで使用する道具は高価なモノでは無い事が多いため安価な買取価格となりやすく、本番用は有名な作家が制作している作品も多いため高価買取できる可能性があります。

なので、最終的には『作家』と『歴史』で価値を判断させていただいています。

比較的高い金額で買える道具は?

作家と歴史がどのように買取価格に影響するか説明する前に、道具の種類に分けて買取価格に影響する度合いを紹介します。

茶道をするには数多くの道具が必要となります。茶碗、水差、蓋置、釜、建水、香合、花入、茶入、棗、袱紗、茶掛、炉縁、茶杓などを使用しますが、他にも多種多様な道具があります。

作品の価値は作家や作品の歴史が大きく影響しますが、作品の種類によって相対的な金額差が出てきます。すなわち、同じ作家でも道具の種類によって大きく金額が変わります。

陶芸家なら『茶碗』、漆芸家なら『棗』が高い傾向です。
作家によっては評価されている道具が異なりますので例外はありますが、多くの作家は上記内容に当てはまるでしょう。

茶道具の買取金額は『作家』と『歴史』が重要

茶道具を商品として買取する際に重要なのは「誰が作ったモノか」です。上で述べたように作品の種類(茶碗、花入等)によって金額は異なりますが、最も重要な点は「作家の価値」です。同じように見える茶碗でも作家が違うと全く異なる査定額になり、つくづく作家の重要性を思い知らされます。
一昔前は重要無形文化財(人間国宝)の作品はかなり高額な金額で売買されていましたが、茶道人口が減少した現在では作家によって評価がまちまちになっています。

作家以外では作品の歴史で評価を決定する時もあります。茶道の歴史は古いため、400年以上前の作品も現存しています。このような作品は来歴が重要になってきますが、無名の作品でも歴の時間的価値により、かなり高額で売買されます。

ただ、『作家』や『歴史』の評価額は全盛期に比べると驚くほど安くなっているので、需要の少なさがかなり影響していると言えます。

美術品買取専門店『獏』へお任せ下さい

当社 東京の美術品買取専門店獏 では茶道具の買取にも力を入れています。茶道具を評価する上で、上記内容はごく一部です。作家や歴史的価値以外にも評価の基準は多数あります。作品の出来、産地、書付や道具のコンディション等も重要ですので、茶道具の売却は正確に判断できる専門家に任せるべきです。

当社では「出張査定」、「クーリングオフ制度」、「見積無料」など安心してご利用できるサービスを整えています。是非、お気軽にご相談ください。