酒井田柿右衛門作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

酒井田柿右衛門

サカイダ カキエモン

買取相場

 

 

種類 モチーフ 買取相場
十二代 本人作品 数千~80万円
十三代 本人作 濁手 数万~数十万円
十三代 工房作 錦 数千~10 万円
十四代 本人作 濁手 数十万~100万円以上 
十四代 工房作 錦 数千~10 万円
十五代 本人作品  ~100万円

 

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

酒井田柿右衛門の作品は、代々受け継がれた技術と美しさで高い評価を受けています。

各代によって買取相場や評価基準が異なるため、どの作品がどの時代に作られたかが重要なポイントとなります。

十二代 柿右衛門
十二代・柿右衛門(1878~1963)

1953年に息子の渋雄(後の十三代目)と濁手素地の復元に成功しました。ここから近代柿右衛門の系譜がスタートします。
1878年に生れました。有田工業学校の前身である有田徒弟学校を卒業し、父・十一代について陶芸技術等を学びました。絵付けに影響する南画も5年間習っていたそうです。1953年に初期の柿右衛門が創りだした濁白手素地の技法が中絶していたのを再現することに成功し、1955年に無形文化財として指定されました。享年84歳。

買取相場

十二代目の作品は、十三代目や十四代目と比較すると相場がやや低めです。柿右衛門の作品は、「濁手(にごしで)」と「染錦(そめにしき)」という二つの種類に分かれ、評価額が決まります。しかし、十二代目の時代にはこうしたルールが厳密に定められていなかったため、「濁手」と明確に記載された作品は少なく、タイトルも統一されていない場合が多いです。

「濁手」と「錦」の関係性や見方は コチラ にまとめてありますので是非参考にしてください。

十三代 柿右衛門
十三代・柿右衛門(1906~1982)

佐賀県西松浦郡に十二代目酒井田柿右衛門の長男として生まれました。1924年に有田工業学校製陶科を卒業する。1953年に父と共に濁手の復元に成功し、文化財保護委員会より無形文化財の記録選択を受けました。1963年、父の死去に伴い十三代酒井田柿右衛門を襲名しました。1964年に日本工芸会正会員となり、67年佐賀県重要無形文化財認定、同年佐賀県文化功労者として表彰されました。
伝統的な模様を用いる事が多く保守的な十二代目に対し、写生主義に基づき現代性を加味した新しい柿右衛門様式を生み出しました。

買取相場

十三代目の作品も、本人作の「濁手」と工房作の「錦」に分けられます。

本人作は、数万~数十万円と作品の内容によって査定額に大きな差が出ます。一方、共箱に「錦」と記された工房作は、比較的落ち着いた価格帯になります。

作品にもよりますが、十四代目の方が若干評価は高い傾向です。

十四代 柿右衛門
十四代・柿右衛門(1934~2013)

詳しくは略歴をご覧ください。柿右衛門家の当主として、祖父と父が再興を成し遂げた「濁手」の技術を継承し、発展させました。独特の白地と柿右衛門伝統の赤絵を大胆に用いた艶やかな絵付と幾何学的な模様構成により独自の作風を築き上げ、濁手の新たな境地を開拓しました。また、60歳を過ぎたころより地元陶芸団体等において要職に就き、後進の指導にも尽力しました。

買取相場

十四代目の作品は、十三代目とほぼ同じ相場です。

特に本人作の「濁手」は、十三代目のものよりも高く評価されることが多く、描き込みや幾何学的な文様があると小さい作品でも評価が高くなります。

大きなサイズと細部まで丁寧に描かれた作品であれば、100万円を超える査定になることもありますが、一般的には数十万円台での買取が多い印象です。特に花入れや皿などの作品に良質な作品が多い印象です。

十五代 柿右衛門
十五代・柿右衛門(1968~)

1968年に佐賀県有田町に生まれました。多摩美術大学絵画学科(日本画専攻)を中退後の1994年に父・十四代酒井田柿右衛門に師事しました。2010年に第45回西部伝統工芸展にて初入選し、その後数々の賞を受賞しました。2014年に十五代酒井田柿右衛門を襲名し、現在に至ります。佐賀県陶芸協会副会長、有田陶芸協会副会長、九州産業大学大学院芸術研究科客員教授などの要職についています。

買取相場

十五代目の作品については、まだ二次流通市場に出回る機会が少ないため、相場が安定していません。近年の市場価格から判断すると、十三代目や十四代目との大きな価格差は見られませんが、今後の動向次第では相場が上がる可能性もあります。

現在のところ、50万円以下で取引されるケースが多いですが、その都度最新の相場を確認し、適正な査定額をご提案いたします。

十三代目と十四代目に関しては所定鑑定機関が設立されましたが、現物を見て判断させていただく事が多いです。現代の陶芸に関しては共箱(ともばこ)が価値を支える重要な役割を担っています。現存作家なら書き直してもらうことも可能ですが、物故作家は不可能です。共箱を保管している方は売却するまでに探すことをおススメします。共箱が無いだけで通常の価格から著しく下がります。

酒井田柿右衛門の評価ポイント

酒井田柿右衛門の作品は、まず作品と箱書きを確認することです。作品が本人作か工房作かによって査定額は大きく異なります。
箱書きには、本人作なら「濁手」、工房作なら「染錦」「錦」と記載されています。本人作の場合、作品の裏にサインがなく、工房作の場合は青色の染付で柿右衛門と記載されています。濁手は数十万から百万を超えることがあり、錦は数万円から十万円程度と、濁手と錦では金額に大きな差があります。

お客様の声

男性・50代 満足度 ★★★★★

家族の遺品整理の一環で出張買取を依頼しましたが、担当の方がとても丁寧に対応してくださり、安心して任せられました。査定額も納得のいくものでした。家にある他の品物もまたお願いしたいと思います。ありがとうございました。

男性・60代 満足度 ★★★★★

店頭に持ち込みし、査定していただきました。査定も早く、予想以上の高額査定に驚きと喜びを感じました。担当の方の知識の深さに感銘を受けました。ありがとうございました。

酒井田柿右衛門の魅力を深掘り

酒井田柿右衛門

サカイダ カキエモン

1934年~2013年 物故作家。(十四代目)
佐賀県有田町生まれ。酒井田渋雄(のちの十三代酒井田柿右衛門)とツネの長男として生まれる。襲名までの本名は正(まさし)。多摩美術大学日本画科に進み絵画的な描写技術の基礎を習得する。1958年に卒業すると帰郷し、祖父・十二代柿右衛門と父が復興させた「濁手(にごしで)」の製陶技術を学ぶ。祖父からは絵具の調合と絵付け技術を、父からは素地の成形と焼成技術を受け継ぐ。1966年に一水会と西部工芸展に入選し、陶芸家としてスタートをきる。翌年には一水会で一水会会長賞を受賞する。1971年に柿右衛門製陶技術保存会の「柿右衛門(濁手)」技法が重要無形文化財の総合指定を受ける。1976年には技術保持団体として認定される。1982年に父・十三代柿右衛門の死去にともない柿右衛門製陶技術保存会の会長に就任し、十四代柿右衛門を襲名する。1993年に国際陶芸アカデミーの名誉会員となる2001年に重要無形文化財「色絵磁器」の保持者に認定される。05年、旭日中授章受章。06年には有田町名誉町民の称号を受けた。享年78歳。
2024年にトキハ本店、そごう千葉店、京都髙島屋S.C.(百貨店)、札幌三越、岐阜髙島屋、デパートリウボウで「襲名十周年記念 十五代酒井田柿右衛門展が開催された。

柿右衛門

酒井田柿右衛門の作風

「作家について」は市場に最も作品が出回っている十四代・柿右衛門について紹介しました。有田焼を代表する陶芸一族で、現在は十五代目が当代となります。

「濁手」と呼ばれる独特の白素地に、赤絵を基調として草花を描いた作品が特徴的で、伝統を守りつつ時代に合わせて少しずつ変化している印象です。「濁手」の由来は乳白色の素地が米のとぎ汁に似るところからだそうです。

酒井田柿右衛門の代表作

  • 濁手紅葉文花瓶

    濁手紅葉文花瓶(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品で、120万円で買取しました。

  • 十三代 柿右衛門

    錦草花文花瓶(陶磁器)

    十三代柿右衛門の作品です。

  • 濁手草花文鉢

    濁手草花文鉢(陶磁器)

    十三代目の作品です。

  • 十四代 柿右衛門

    錦珈琲碗(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代 柿右衛門

    錦草花生瓶(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代 柿右衛門

    錦珈琲碗(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代 柿右衛門

    錦草花文飯碗 (陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代柿右衛門

    錦花果地文飯碗 (陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代柿右衛門

    錦珈琲碗(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十四代 柿右衛門

    錦菊文酒杯(陶磁器)

    十四代柿右衛門の作品です。

  • 十三代 柿右衛門

    ぐい呑み(陶磁器)

    十三代柿右衛門の作品です。

  • 正

    のりうつぎ文ぐい呑(陶磁器)

    酒井田正(十四代襲名前)の作品です。

  • 十三代酒井田柿右衛門錦草花紋額皿

    錦草花紋額皿

    十三代酒井田柿右衛門の作品です。

  • 十三代酒井田柿右衛門綿花花地文花瓶

    綿花花地文花瓶

    十三代酒井田柿右衛門の作品です。

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