ルパート・スミスの
買取価格とポイント
1954年 〜 1989年 物故作家。
アメリカ・ニュージャージー生まれ。1973年ブラット・インスティチュート芸術学部卒業。卒業間近にその類まれなる才能を買われ、有名プリントスタジオにスカウトされるが、自分の才能の幅が狭まってしまうことを恐れてニューヨークへ行き、自身のスタジオを設立した。1975年の設立以来様々なアーティストが依頼に来たが、その中の一人がアンディ・ウォーホルであった。ウォーホルはスミスの技術の高さに感嘆し、以後すべてのウォーホルの版画作品を受け持つこととなる。1987年にウォーホルが亡くなるまで、彼の専属マスタープリンターであった。1989年没。
買取ポイント
ルパート・スミスの作風
ルパート・スミスはウォーホルの専属プリンターであったため、残した作品は多くありません。
ウォーホルが日本文化にインスピレーションを受けて作った一連の作品を発表前に亡くなってしまった為、ルパート・スミスが彼の意志を引き継ぎ、ルパート名義で発表した「ジャパン・シリーズ」が有名です。日本人としては身近な、鉄腕アトムやパックマン、ニコンのカメラやソニーのウォークマンなどウォーホルならではのポップな色調で描かれており、人気の高い作品です。
ルパート・スミスの現在の評価と価値
近年現代アート全般の評価が上がっている状況で、ルパート・スミスの作品も同様に評価が上がっています。ウォーホルの版画作品と比べると落ち着いた価格帯となりますが、5年前の相場と比べると買取金額は上昇しています。
作風の所で述べたようにルパート・スミス名義では多くの作品を残していません。しかしながら、日本を題材にした作品からか、作品数に比べるとコレクターは多いと言えるでしょう。相場を考慮して最大限の査定額をご提案させていただきますので、ルパート・スミスの版画作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。
ルパート・スミスの代表作品
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HONDA(ホンダ)
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パックマン
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SEIKO