ロイヤル・アルバート

ロイヤル・アルバート
の買取価格とポイント

1896年にトーマス・ワイルドとトーマス・クラーク・ワイルド親子がイギリスの陶器の街、ストーク・オン・トレントにおいて創業した陶磁器メーカー。
もともとの工場名はアルバートワークス。これはヴィクトリア女王の夫であるアルバート公と、女王夫妻の孫アルバート・ジョージ王子(のちのジョージ5世)にちなんでいる。
翌年1897年には、早くも王室からヴィクトリア女王即位60周年記念の記念品を依頼される。1904年にはロイヤルの名を冠することを許され、ブランド名を「ロイヤルアルバート」へ変更した。
王室御用達の名にふさわしい美しい製品を生み出す一方で、一貫してリーズナブルな価格のボーンチャイナを提供し続けている。
1962年に代表作となる「オールド・カントリー・ローズ」を発表。イギリスの国花であるバラを色鮮やかに描いた親しみやすいデザインで人気を博し、単一デザインで総生産1億ピース以上という世界最大生産数のベストセラーとなった。
2006年にはロイヤルアルバート設立100周年を記念し、1900年から1990年代までのデザインを復刻した「100周年記念コレクションシリーズ」を発売し話題を呼んだ。
2015年、ウェッジウッド、ロイヤルドルトンとともにWWRDグループホールディングスの一員となり現在に至る。

買取ポイント

ロイヤル・アルバートの作風

最も英国的な王室御用達のテーブルウェアとして世界中で愛されているロイヤルアルバート。
「オールド・カントリー・ローズ」が伝統を受け継ぐ代表的なシリーズです。色鮮やかに描かれたバラの花々と、ゴールドの縁取りが気品あふれるデザイン。このゴールドの装飾は、筆を使わずスポンジで叩いて付着させるという独自のスティプル手法を用いており、ぼかしたような風合いが特徴です。
「モントローズシェイプ」というクラッシックな形も特徴的で、紅茶を最もおいしく飲むためのシェイプといわれています。横に広がった飲み口は、沸かしたての熱いお湯で入れる紅茶を適度な温度に冷ますため。キュッとすぼまったウエストから下が丸く膨らんだ形は、この部分の対流によって温度とうまみを保つため。高めの高台は、ソーサーから熱を奪われにくくするため。このこだわりが究極のシェイプと呼ばれるゆえんです。
2012年には「オールド・カントリー・ローズ」発売50周年を記念して、「ニュー・カントリー・ローズ」が発売されました。こちらは小花が散りばめられた現代的でカジュアルなデザインです。白地と色違いでピンクもあり、よりかわいらしい印象を与えます。
スーパーモデル、ミランダ・カーとのコラボレーション作品も人気で、ボタンの花や蝶が描かれた彼女のセンスと愛情が詰まったキュートなコレクション。パステルカラーやソルベカラーが目にも楽しく、テーブルが一気に華やぎます。


ロイヤル・アルバートの作品