森田りえ子の版画・日本画の買取価格とポイント
1955年~現在に至る。
兵庫県生まれ。1978年に京都市立芸術大学美術学部日本画本科卒業し、同校の修士課程へ進む。1980年に京都市立芸術大学日本画専攻科(現大学院)を修了する。翌年に第7回春季創画会展で春季展賞を受賞する。1982年に第3回東京セントラル美術館日本画大賞展で佳作賞を受賞する。2011年には京都府文化功労賞を受賞する。全国の百貨店や有名画廊で個展を開催し、京都迎賓館や金閣寺(鹿苑寺)本堂杉戸絵および客殿天井画制作等、文化施設で作品を残す。現在、無所属で京都市立芸術大学客員教授を務める。
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買取ポイント
森田りえ子の作風
森田りえ子といえば、<花>や<女性>を題材にした絵画作品ではないでしょうか。現存する女流日本画家のうち最も評価されている作家のひとりでしょう。まるで顕微鏡で見ているかのような細かい描写は感動を覚え、油絵の写実画とは異なった感覚を与えてくれます。デッサン力を養うことに力を入れていたそうで、基礎的な画力は重要だと感じます。絵の具の性質を理解し、日本画ならではの美を表現しています。
高価買取のポイントは、<バランス>でしょう。モチーフを作品にする際は、見る角度、光の具合、野外か屋内か等、状況によってまったく違う姿になります。どの部分を切り取って作品にすべきか非常に判断が難しく、モチーフに真剣に向き合うことで納得できる部分を切り取れるのではないでしょうか。だからこそ細かい部分まで魅力的に描けます。
版画に関しては花の図柄が人気あり、大きさやコンディションで価格が決まってきます。
では技法による買取価格の違いについて紹介します。
森田りえ子の現在の評価と価値
日本画と版画では買取金額に大きな差がでます。それぞれの技法に良さがありますが森田りえ子は日本画家のため日本画が最も評価されます。
① 日本画
作品のモチーフによって大きく異なりますが「花」を大胆に描いた作品が評価しやすいです。
人物画や森田りえ子のイメージと離れた作品は花のモチーフに比べると落ち着いた価格になる事が多いです。
モチーフと構図が重要になるため、画像をお送りいただくか、作品を拝見させていただくと具体的な金額でご提案可能です。
② 版画
日本画と同様で「花」を描いた作品が高価買取しやすいです。版画作品は日本画と比べると相場が安定しているため、作品次第でおおよその価格が決定します。問い合わせの際は作品のタイトルが分かるとスムーズに査定額をお伝えできます。
森田りえ子の日本画・版画の買取相場は?
冒頭でも述べましたが、森田りえ子は現存女流日本画の中で非常に高い評価を得ています。日本画の場合は数十万円から数百万円と幅が広く、サイズや描き込み具合で大きく異なります。しかしながら、他の作家と比べると作風に大きく幅がないため総じて高く評価できる印象です。
一方版画作品は数万円~10万円前後の価格帯になる事が多いです。日本画作品も同様ですが、現存作家のため物故(既に亡くなった)作家よりも相場が変動しやすい傾向です。問い合わせいただいた時点で最大限の評価をさせていただくため、お気軽にご相談ください。
森田りえ子の作品
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秋蒼穹(版画)
買取金額は8万円~10万円です。
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秋華(版画)
買取金額は4万円~5万円です。
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吉祥(版画)
買取金額は1万円~2万円です。