小磯良平の油絵・水彩・デッサンの買取価格とポイント
1903年~1988年 物故作家。
兵庫県神戸市生まれ。1927年に東京藝術大学を卒業する。1953年に東京藝術大学教授に就任する。1958年に当時の美術学部長の伊藤廉と計って東京藝術大学美術部に版画教室を設ける。石版画(リトグラフ)を脇田和、銅版画(エッチング等)は駒井哲郎を招き指導にあたってもらった。後に文部省から正式に認可を受け版画教育の礎を築いた。
代表作は<裸婦><斉唱><働く人々>などがある。
2023年に神戸市立小磯記念美術館で「小磯良平生誕120年特別展 働く人びと 働くってなんだ?日本戦後/現代の人間主義(ヒューマニズム)」が開催された。
小磯良平の最新買取情報
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椅子にかけるバレリーナ(エッチング)
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舞妓(エッチング)
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舞妓Ⅰ-1(リトグラフ)
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三人娘(エッチング)
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買取ポイント
小磯良平の作風
小磯良平といえば、<デッサン力>に裏付けされた絵画作品ではないでしょうか。油彩の制作に至る過程にあって同じくらいの比重でデッサン(素描)に力を入れたのではないかと思われます。その結果として小磯良平が描く被写体は無理がなくリアルなのです。現代社会では写真などを加工して良く見せようとしますが、小磯良平は手を長くするなどの物理的な加工はせず、ありのままの美しさを示してくれます。デッサンで鍛え上げた技術があってこそだと思います。
小磯良平の買取金額について
高価買取のポイントは<女性>でしょう。
小磯良平は多くの女性作品を描いてきました。風景や静物も人気があり全般的に評価が高い作家ですが、代表作は女性を描いた作品でしょう。小磯良平の女性図は買取価格が高価格帯になることが多いため、時代や書き込み具合によってかなり金額に差が出ます。
図柄だけではなく、技法でも評価が異なりますので順に見ていきましょう。
① 油絵
キャンバスに油絵の具で描かれた作品です。上で述べたように女性の構図が高価買取しやすいです。構図次第ですが晩年の作品の方が評価しやすい傾向です。バブル期の金額と比べると落ち着いた価格帯ですが、今でも人気がある作家の1人です。
油絵などの原画作品は<小磯良平鑑定員会>が所定鑑定機関になりますが、鑑定書が無くても買取は可能となります。気軽にご相談ください。
② 水彩・デッサン
紙に描かれた作品です。油絵と同様ですがモチーフ・サイズ・コンディションにより評価が変わります。作品の内容によっては油絵よりも高く評価できる場合もあります。
小磯良平の版画作品の相場は?
市場に流通している作品数は版画(銅版画・リトグラフ)作品の方が多いため、よくお問い合わせをいただきます。版画の相場に関して簡単に紹介させていただきます。
版画に関しては<銅版画>がポイントです。銅版画とうはエッチング、ドライポイント、メゾチントなどの総称です。小磯良平はリトグラフも制作していましたが、現在の評価は相対的に銅版画の方が高いです。油絵を描く際も大事にしていたデッサン力を存分に発揮し、下絵ではなく一つの芸術作品まで昇華させた作品群になります。特に<舞妓>や<バレリーナ>のモチーフは人気があり評価しやすいです。
具体的には銅版画作品は数万円~30万円の価格帯が多く、リトグラフの作品は数万円代になる印象です。
タイトルだけでも作品を特定できるものもありますが、画像を『LINE』や『メール』でお送りいただけると査定はスムーズになります。画像をお送りするのが難しい方は、図柄と作品の大きさお教えください。分かる範囲で概算価格をご提案させていただきます。
小磯良平の作品
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バレリーナ(エッチング)
1968-69年の間に制作された50部限定の版画作品です。表現力の高さが見受けられます。
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椅子にかける女性(a)(エッチング)
1975-76年の間に制作された50部限定の版画作品です。バレリーナに比べると少し評価が低くなります。
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フランス人形(リトグラフ)
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舞妓(リトグラフ)
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ドレスの女B(リトグラフ)
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女性図(仮題)(エッチング)
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人物(版画)