ジャン・ジャンセン

ジャン・ジャンセンの絵画・油絵・水彩・パステル・版画の買取価格とポイント

1920年~2013年 物故作家。
アルメニアの洋画家。トルコのスールーズに生まれる。少年時代は戦禍を逃れギリシャのサロニカで過ごし、1931年にフランスへ渡る。1934年からパリのモンパルナスで夜間絵画を学ぶ。その後、装飾美術大学で学ぶ。1956年からイタリアに定期的に長期滞在する。そこで風景や人物などを描く。2002年にアルメニア国家勲章を授与する。2003年にはフランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受賞する。
2023年に東武百貨店池袋店で「-愛と哀しみの画家- ジャンジャンセン回顧展」が開催された。

ジャン・ジャンセン
世界で唯一の専門美術館
「安曇野ジャンセン美術館」
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買取ポイント

ジャンセンの作風

ジャンセンといえば<バレリーナ><女性><静物>をモチーフにした絵画作品ではないでしょうか。ジャンセンといえばバレリーナと言われるほど有名なモチーフです。水彩画のようにぼかした色は彼女たちの感情を表現し、線を多用した構図は本質を映し出しています。高度なデッサン力があるからこそバランスがとれ、作品として成立しているのではないでしょうか。落ち着いたトーンと独特な描写により描かれた作品は、雰囲気が漂い魅力的です。

ジャンセンの現在の評価と価値

買取価格に関しては代表作である「バレリーナ」が最も評価が高いです。裸婦や道化師などをモチーフにした作品も人気があります。原画作品は内容により買取価格が大きく異なりますが、技法による相場観を簡単に紹介させていただきます。

① 油絵
キャンバスに油絵の具で描かれた作品です。作品の内容で大きく金額が異なり、数万円台の油絵もあれば、100万円以上の作品もあります。
作品の画像をいただいても査定金額に幅が出るため、現物を拝見させていただけるとスムーズに対応可能です。

② パステル
紙にパステルで描かれている作品です。買取金額は数万円台~数十万円台となり、油絵の下絵として描かれているような作品も多く、描き込み具合で評価が分かれます。作品画像があると具体的な金額をご提案しやすいですが、サイズと大まかな図柄だけでも大丈夫です。

③ 版画
リトグラフの技法で制作された作品が多く、原画と比べると厳しい評価になるでしょう。

ジャンセンの鑑定について

油絵などの原画作品は<フローラ・ジャンセン>の鑑定が必要となります。査定後に鑑定は取れるため、お気軽にお問合せください。
海外の作家特有の注意点があります。国外の作家は確認を取るまでに3カ月~半年かかる場合もあります。国内の鑑定機関は月に1度のペースで鑑定日が設けられ、基本的に1~2カ月程度で結果が分かります。しかしながら、海外の窓口はバカンスなどで長期間対応が行われたいケースや鑑定に数回かかる事もあるため、具体的な日数が読めません。近々売却する予定がある方は早めに動いた方良いかもしれません。

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ジャン・ジャンセンの代表作品

  • アトリエの二人の裸婦

    アトリエの二人の裸婦(油彩)

  • 後ろ姿の少女

    後ろ姿の少女(版画)

  • 女性

    女性(版画)

  • 雄牛

    雄牛(版画)

  • バラ色のバレリーナ

    バラ色のバレリーナ(版画)

  • バルバラ

    バルバラ(版画)

  • 緑のレオタード

    緑のレオタード(版画)