ジェームス・リジィの絵画・油絵・水彩・版画の
買取価格とポイント
1951年~2011年 物故作家。
アメリカ・ニューヨーク・ブルックリン生まれ。1973年にフロリダ大学芸術学部を卒業する。1974年にブルックリン美術館で行われたナショナル・プリント・ショーでデビュー。 自らのアート・スタイルを「アーバン・プリミティヴ」と命名する。1980年に独創的なスタイルの確立のため、すべての作品を立体化する。1991年にサントリー「アーリータイムズ」カレンダー、1992年にフォード「オートラマ」カレンダーに採用される。
1996年にアトランタ・オリンピックの公式アーティストとして大会のイメージポスター、オリジナル版画を手掛ける。1998年の長野オリンピックでIOCより公式アーティストに任命される。
ジェームス・リジィの最新買取情報
-
FLY ME TO THE MOON(3Dシルクスクリーン)
6
-
IT’S TIME TO BUY A NEW TV (3Dシルクスクリーン)
12
-
LETS GET LOST AT CONEY ISLAND (3Dシルクスクリーン)
33
-
THE CITY THAT NEVER SLEEPS (3Dシルクスクリーン)
22
買取ポイント
ジェームス・リジィの作風
ジェームス・リジィといえば<3D>の技法を駆使した絵画作品ではないでしょうか。
アメリカ本土でも非常に人気がある作家で、チャールズ・ファジーノと共に3D作品の制作者として有名になりました。ファジーノと比べてリジィの方が細かい作品が多い印象ですが、好みが分かれる所かもしれません。リアリティがある表現方法ではなくアニメのキャラクターのようにデフォルメされた作品は老若男女を問わず愛されました。
高価買取のポイントは<細かさ>でしょう。3D作品の制作は時間と労力を要します。その中でも細部まで作り込んでいる作品は市場からの評価も高く、高価買取しやすいです。
ジェームス・リジィの3D版画とは?
3Dとは主に版画作品で使われ、リジィの代名詞と呼べる表現方法です。二次元の作品を遠近法で立体感を表す方法ではなく、物理的に立体感を出した作品です。西洋絵画で目指していたゴールのひとつが二次元のキャンバスに様々な技術を駆使して三次元を表現することでした。この様々な技術のひとつが遠近法であり、目の錯覚を利用して立体感を出しました。一方、3D作品とは立体感を出したい部分を紙で張り付けて凹凸を出しました。西洋絵画の歴史を鑑みると一種の禁じ手の様な方法で、当時の美術業界ではセンセーショナルな出来事でした。
ジェームス・リジィの現在の評価と価値
リジィが残した作品は油絵・水彩・版画と多岐にわたりますので、順に見ていきましょう。
① 版画(3D)
リトグラフやシルクスクリーンの技法を使い3Dで制作されています。サイズが大きくて、細かく表現されている作品ほど評価は高くなります。サイズが小さい作品ですと数万円台の買取となりますが、大きいサイズですと10~30万円で買取できるケースもあります。
② 油絵・水彩
直筆の作品で3Dの表現方法を使っている作品は少ない印象です。買取金額は構図・サイズ・コンディションによりますが、版画作品と比べても大きな違いは無い印象です。3Dの版画作品がリジィの代表作のため、原画だからと言っても大きな価格差はないです。
ジェームス・リジィの作品
-
A WALK IN THE PARK(3D版画)
作品のサイズも大きく、細かいところまで表現されています。買取査定額は20万~30万円前後となります。
-
JUNKYARD CATS(3D版画)
猫が主役の賑やかな作品です。買取査定額は5万~8万円前後となります。
-
THAT’S A MORE(3D版画)
細かくはありませんがサイズが多き作品なので、5万~8万円前後の買取査定額となります。
-
IT’S TIME TO BUY A NEW TV(3D版画)
-
ROAD TRIP AND A CRUISE SHIP(3D版画)
-
TOO MANY BOATS IN THE HARBOR(3D版画)
-
MAKE FRIENDS WITH LIFE(3D版画)
-
ARE YOU READY FOR SOME FOOTBALL?(3D版画)
-
JUNC YARD DOGS(3D版画)
-
TAKE ME OUT TO THE BALLGAME(3D版画)
-
OUTDOOR LUNCHEON(3D版画)
-
NEVER ALONE(3D版画)