陶器作家 伊勢崎淳
1936年~現在に至る。
岡山県生まれ。伊勢崎陽山の次男として生まれる。同じく陶芸家の伊勢﨑満は兄。1959年に岡山大学教育学部特設美術科を卒業し、父・陽山について作陶生活に入る。 1960年に伊勢﨑満とともに、半地下式穴窯を復元する。1966年に日本工芸会正会員。1978年に岡山大学特設美術科講師に就任し、1998年には岡山県重要無形文化財保持者に認定される2002年に新総理官邸の陶壁を製作する。2004年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。2005年に岡山県文化賞を受賞する。2006年にアメリカ・ボストンにて一門展を開催する。山陽新聞社新社屋玄関ホールに陶壁を制作する。2007年にイギリス大英博物館開催の展覧会に出品する。
伊勢崎淳は岡山県内の備前焼作家・窯元の伝統を継承し守っている備前焼陶友会のHPに作家の一人として登録されており、イベントや各作家の刻印など様々な情報を得ることが出来ます。
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買取ポイント
伊勢崎淳の作風
伊勢崎淳といえば、<伝統的な備前焼>で制作した陶磁器作品ではないでしょうか。造形色が強い作品も制作していますが、備前の伝統を受け継いでいるものを多く見かけます。
火襷(ひだすき)、胡麻(ごま)、牡丹餅(ぼたもち)などの技を駆使した作品は歴史の写し鏡で、侘び寂びを感じることができる作品ではないでしょうか。自然から発生した土と火を巧みに操り、同じものは二度とは作れない希少性と、偶発的に生み出されたデザインが備前焼の大きな魅力です。備前焼を象徴する作家のひとりでしょう。
伊勢崎淳の現在の評価と価値
現役の作家ですが、活動の長さや作品数の多さから比較的に相場は安定していると言えます。伊勢崎淳の高価買取ポイントは、【黒】です。伝統的な備前焼に黒色を加えた作品は評価が高く、市場にはあまり出回ってない印象です。
買取金額は数万円台から10万円以上と様々です。作品の内容により評価は異なるため、伊勢崎淳の作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
買取の注意点として、共箱が無いと査定額が著しく下がります。共箱とは作品を入れる木箱にサインと題名を書いたものになり、骨董と呼ばれるような古い作品には必要ないケースもありますが、近代の陶磁器では作品の一部とみなします。