花井祐介

花井祐介の買取価格とポイント

1978年 ~ 現在に至る。
神奈川県に生まれる。子供の頃から絵を描くのは好きであったが、特に美術学校などに進まず、地元のサーフショップでアルバイトをしていた。そこで看板やメニューにイラストを描くにつれ、絵の仕事がしたいと思い20代より渡米し、サンフランシスコのアートスクールに通う。60~80年代のカウンターカルチャーに影響を受け、サーフ系アートも学ぶ。卒業はせず帰国したが、サーフィン関係のイベントでイラストを描いていたところ「お前の絵は面白い」と勧められギャラリーに定期的に絵を送り、「ハプニング」という大きなイベントに参加するまでに至る。その後は知名度も上がり、アメリカ、フランス、オーストラリア、ブラジル、台湾、イギリスなどで作品を発表。VANS、NIXON、BEAMS などの企業とのコラボレーションなど、国内外問わず活躍の場を広げている。

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買取ポイント

花井祐介の作風

金沢八景という海に近い環境で生まれ育ち、アメリカ文化をこよなく愛する花井の作品は50~60年頃のアメリカンカルチャーに大きく影響を受け、どこかレトロな雰囲気を感じさせます。アメリカのポップさと日本の美意識をミックスさせたシンプルな作品が多く見られ、シンプルにグレーや白黒、紅茶を染み込ませたくすんだ茶色の背景に力強くも無駄のない線で人物が描かれています。子供の頃から同級生の似顔絵を描いたりイラストを描くのが好きだったそうで、花井作品には人物が多く見られますが「明るく楽しい」人ではなく「見ていてどこか気になる、背景がありそうな」人を描いてしまうそうです。
サンフランシスコの曇り空を思わせるようなグレーの背景に描かれる人物は、アメリカ人から見ると「日本人ぽい」といわれ、日本人からは「アメリカっぽい」と言われるそうです。そこに、両方の個性を融合させた花井特有のアイデンティティーが生まれているのが分かります。
沢山の額を組み合わせて一つの絵に見せたり、企業とコラボしてTシャツを作ったりソフビを作るなど立体作品も多く、活動は多岐にわたります。

花井祐介の現在の評価と価値

国内のセカンダリーマーケットでも活発に取引されている人気作家です。唯一無二のキャラクターはストリートだけではなくアートの世界でも評価され、今後の飛躍が楽しみな作家です。
キャンバス、版画、オブジェクトなど様々な作品を生み出し、原画なら数百万単位、版画でも数十万円単位で取引されています。
花井祐介作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。

花井祐介の代表作品

  • Untitled/Yusuke Hanai × Russ Pope (シルクスクリーン)

    (2018年)

  • DOWN BUT NOT OUT(オブジェ)

  • Untitled(シルクスクリーン)

    (2021年)