舟越桂

彫刻・ブロンズ作家 舟越桂

1951~2024年 物故作家。
岩手県盛岡市生まれ。1975年に東京造形大学の彫刻学科を卒業したのち、東京藝術大学の大学院にて彫刻を専攻し、日本国内にて美術を学ぶ。
また、東京藝術大学大学院修了後、ロンドンに留学し銅版画の制作もはじめる。このロンドン滞在をきっかけに舟越桂は海外にも作品発表の場を広げ、1988年ヴェネツィア・ビエンナーレや1992年のドクメンタ9など、国際的なアートシーンにおいて日本を代表する作家として活躍をする。1989年より、母校である東京造形大学において客員教授を務めている。2011年紫綬褒章を受章する。著作に「言葉の降る森」「個人はみな絶滅危惧種という存在」などがある。

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買取ポイント

舟越桂の作風

日本彫刻界の重鎮であった父・舟越保武の影響で幼少より彫刻家を志しましたが、ブロンズや大理石彫刻を専門とした父とは異なり木彫を選択しました。素材は楠(くすのき)を使用しており、彩色を施された精巧な等身大の人物像、大理石の眼球などを特徴とする独自のスタイルを確立し、国内だけではなく世界でも評価を得ています。モデルに似せる技もさることながら、全体に漂う乾いたモダンな感覚は彫刻界に新風をおこし、精力的な作品発表を通じて評価を高めました。立体以外のもデッサンや版画などの作品も手掛け、多彩な活動をしています。

舟越桂の現在の評価と価値

舟越桂の作品は【木彫】と【版画】に分けて大きく評価が異なります。他にもブロンズやデッサン等の作品もありますが、ここでは省略させていただきます。
木彫作品の買取金額は数百万円台から1000万円以上と様々で、マーケットには殆ど出回らず、人気の高さがうかがえます。
一方、版画作品は作品の特性上、一点モノと比べるとマーケットに流通する量は多いです。買取金額は数万円台から10万円以上と様々です。
すべての作品に共通する点ですが、作品のクオリティにより評価は異なるため、舟越桂作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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