山口歴

山口歴の買取価格とポイント

1984年 ~ 現在に至る。
東京都渋谷区出身。両親ともにグラフィックデザイナーの家に生まれ、子供の頃から浮世絵や印象派の絵ハガキを模写するのが好きであった。ドラゴンボールの大ファンで、その登場人物を描き続けていたら、両親が絵画教室に入れてくれたという。その後グラフィティやポップアートの興味を持ち始める。初期から筆致にこだわり、「カットアンドペースト」という技法で数々の作品を創り出す。2007年渡米、5年間松山智一のアシスタントを務めた。2011年に東京のグループ展から声がかかったのをきっかけに作品が売れ始め、徐々に知名度が上がっていった。代表作は「OUT OF BOUNDS」シリーズなど。NIKEやUNIQLOとのコラボでも話題を呼んだ。ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動中。
2023年に銀座蔦屋書店で「山口歴個展:UNIVERSAL TRUTH」が開催された。

山口歴についてもっと知りたい方はこちら 現代アートの買取ならTAPIR

買取ポイント

山口歴の作風

山口歴と言えば「カットアンドペースト」ですが、これはとあるスタジオを借りて制作していたこところ、汚さないようにシートを張って養生して、作業終わりにシートから剝がした固まった絵の具からひらめきを受けて編み出したそうです。
平面に描くというより、空間そのものをキャンバスにしたように絵の具を重ねて、さらに繋ぎ合わせて一つの立体作品にしていきます。黒・白・青などといったシャープな色遣いが多い印象ですが、コロナでロックダウンの期間にはストレスが溜まって、その怒りを表現するのに赤色も多用したということです。
クラシカルな技術をじっくり学び、それを踏まえて既存の枠からはみ出して、自身の敬愛するストリートアートと融合させた作品のインパクトは強烈です。一見殴り書きされたような筆致も、実は色彩・バランスなど綿密に観察・計算されており、その疾走感溢れる筆致はファッションブランドとの相性も非常に良くコラボ商品は国内外問わず非常に人気です。

山口歴の現在の評価と価値

山口歴はペインティングや版画などで作品を制作しておりますが、最も有名なのは立体です。ブルー系の色合いをメインに構成され、アクションペインティングのような大胆さと迫力が見て取れます。
版画作品でも数十万円台前半、オブジェに関しては100万円を超える評価が可能です。山口歴の作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。

山口歴の代表作品

  • Piece#2(ジークレー )

    (2019年)

  • Out of Bounds #87(シルクスクリーン)

    (2018年)

  • Splitting Horizon No. 10(リトグラフ)

    (2019年)