竹内浩一の日本画の買取価格とポイント
1941年~現在に至る。京都府生まれ。
父は祖父の代から続く型染優先の職人。中学校のとき、美術の先生のすすめで美術クラブに入り、京都市立日吉ヶ丘高等学校の日本画科に進むことを決意し、入学後は天野大虹らの指導を受ける1960年に日本画科を卒業する。デザインスタジオに入社し、中路融人に出会う1966年から天野大虹、中野融人のすすめで晨鳥社に入塾、山口華楊に師事する。
1978年に京都芸術短期大学日本画科講師となり、初の個展を開催する。1995年には京都造形芸術大学日本画科教授となる。1997年に京都府文化功労章を受賞する。2001年に京都市立芸術大学教授となる。2012年に北京ビエンナーレ展に作品を出展する。2016年に大徳寺塔頭・芳春院襖絵を制作する。
買取ポイント
竹内浩一の作風
繊細な筆致により描かれた動物たちや土の香りの残る素朴な植物の絵画などが竹内浩一の作風です。周りの空気や微かな風、風の音や気配といった目に見えない雰囲気そのもの、自然を表現しようとする繊細な作品が多くあります。
淡い色合いを軸に、最低限の色彩で構成された作品は鑑賞者のこころに落ち着きを与え、写実的な被写体からは命を感じることができます。
日本画の古典的な手法から飛躍しているのではなく、温故知新の姿勢を感じさせる作風です。動物を題材にした絵画作品が代表作です。写実的で繊細な絵画表現と高い技量を用いて、動物に自分自身を重ね合わせ、動物画を「こころの自画像」として描いています。
竹内浩一の現在の評価と価値
竹内浩一の作品は人気が高い作品であれば、数十万円単位で買い取りされます。
実際にどのくらいの値段がつくかは、その作品の状態や、モチーフになっているものによって異なりますが、猿を描いた作品が特に評価しやすい印象です。いきいきとした動植物を描く竹内浩一の作品は、さまざまな美術館で作品展が開かれるなど、現在も高い評価を得ています。竹内浩一作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。