黒木国昭

ガラス作家 黒木国昭

1945年~現在に至る。
宮崎県小林市に生まれる。1963年に宮崎県立小林高校卒業後、ガラス製作会社として歴史のある山谷硝子に入社する。1974年より創作活動に入る。
仕事で技術を習得するかたわら独学でデザインや彫刻の技術を磨いた。そして1977年には国家ガラス技能1級を取得し、「伝統工芸展」「現代日本ガラス工芸展」「日本のガラス展」などに出品。1984年、39歳の時に独立し、海外からも高い評価を受けた。翌年にはアメリカのフィラデルフィア美術館に収蔵する作品を制作する。他にも国際ガラス会議に参加し出品を重ね、その力量をかわれて薩摩切子の復元にも尽力した。1991年に優れた技能が評価され、国の卓越技能者表彰「現代の名工」を受賞する。2003年には創作40周年記念・記念展を全国の主要都市で開催する。2004年に宮崎県文化賞受賞、2005年に文部科学大臣賞受賞、2006年には春の褒章・黄綬褒章受章などを受ける。現在は日本ガラス工芸協会功労会員、JAPAN GLASS ART SOCIETY理事などを歴任する。

黒木出身地の宮崎にある
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買取ポイント

黒木国昭の作風

彼の作品にはいくつかのシリーズがあり日本伝統の美を再現した「琳派」、浮世絵などの図柄を描く「日本歴史ロマン」、四季折々の草花や生き物がモチーフの「新世紀ロマン」洗練された線をひく「綾切子」などが代表的です。以降も自身の故郷宮崎で名作を生み続け、定期的に全国の主要デパートなどで個展を開催し、多くのコレクターを生み出しました。
西洋の伝統であるガラスに日本人としての感性を融合した作品は唯一無二の表現様式です。失われつつある日本文化や精神を作品に投影し、現代社会に強いメッセージを送っているかのようです。

黒木国昭の現在の評価と価値

現在も現役で活躍する実力派作家です。作品数も少なくないため、二次流通のマーケットではある程度の相場は形成されていますが、ちょっとしたきっかけで市場価格は変動します。そのため、問い合わせいただいた時点での評価をもとに買取金額をご提案させていただきます。

買取金額は数万円台から数十万円台になる事が多く、50万円以上で提示できる作品は一部の一級品のみでしょう。サイズが大きく、華やかな見た目が良いとされています。
ガラス作品は少しでも欠けやワレがあると、大きなマイナスポイントになるため、保管には注意が必要です。黒木国昭の作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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