KYNE

現代アート KYNE(キネ)

1988年~現在に至る。
福岡生まれのアーティスト。高校時代からデッサン、油彩、彫刻、陶芸、染色、デザインなど、幅広く美術を学ぶ。大学入学後は「これまでにやってこなかったジャンルを学ぼう」と思い日本画への道へ進む。
在学中は日本画を学びつつ、並行してグラフィティの作品制作も続ける。卒業後は素材をアクリルへと変更し、人物画の制作にも本腰を入れて行く。リアルな描写よりも、日本画を学んでいた時代の線を使用した方が特徴的なのではと考え、現在のスタイルを確立。平面の世界観で人物画を描くようになった。作品をステッカーにして、あらゆる場所に貼っていく中で徐々に認知度が上がり、活動拠点である福岡のストリートから頭角を現す。80年代を題材とした独特な作品は年々人気が高まり、国内オークションでも予想の10倍以上の値がつくなど注目を集めている。最近ではアパレルブランドとのコラボや、CDジャケットのイラストなど幅広く活躍し、国内外の近代ポップアート界において最も注目されている人物の一人である。
2023年10月現在T&Y Projectsで「Kyne 展」が開催中。

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KYNE(キネ)の最新買取情報

  • Untitled;A(2020)(シルクスクリーン)

    40

  • Untitled(シルクスクリーン)

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  • Untitled(2017)(シルクスクリーン)

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  • Untitled(シルクスクリーン)

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買取ポイント

KYNE(キネ)の作風

KYNEの作品はクールで魅力的な表情の女性が多く描かれています。女性のポートレートは一見するとポップにも見えますが、「日本画」「グラフィティ」「1980年代の大衆文化」、そして「現代のミックスカルチャー」からの影響が色濃く反映されています。モチーフとなっている女性像は「80年代のアイドル」からインスピレーションを得ているということで、行き詰まった時などはyoutubeなどの動画サイトで昔のアイドルを見て刺激を受けて閃きを得るのだそうです。まずデッサンを行ってから、何回もコピーを繰り返し、どんどん余計な線や表現を取り除いていきあの作品の数々が誕生します。あえて人物に感情を持たせず、どういう感情をくみ取るかは見る側に委ねているそうです。シンプルでミニマムな作風は、どこか懐かしさを感じさせながら、同時に最先端のアートシーンをも彩っています。

KYNE(キネ)の現在の評価と価値

日本の現代アーティストの中でも最も認知度が高い作家でしょう。KYNEという作家はポップカルチャーから純粋芸術の世界までと幅広く浸透しています。ここ1~2年の価格上昇率は現代アーティストの中でも群を抜いているのではないでしょうか。

マーケットに流通する作品の多くは版画作品となり、買取金額は数十万円~100万円以上と様々です。最近では村上隆とコラボレーションした作品も発表しており、供給量は比較的多いにもかかわらず、需要が落ち着く兆しはありません。

現代アート全般に言える点ですが、長い年月をかけて相場が形成されてきた近代の作家と異なり、相場が不安定だと感じます。売却するにはタイミングが重要になってくるのではないでしょうか。

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KYNE(キネ)の代表作品

  • United

    (2019年)

  • Untitled

    (2018年)

  • Untitled

    (2020年)