囲炉裏のなかで鉄瓶から湯気が出ている…そんな光景を一度は見たことはありませんか。
そんな鉄瓶は、工芸品としてだけでなく、近年健康面でも注目を集めています。
鉄瓶は、お手入れが大変そうだと思う方が多いかもしれません。
基本的には、濡れたままにしないことや鉄瓶の中に触れないということです。
正しい方法でお手入れをしていけば、100年使うことができるともいわれています。
この記事では、サビないためにはどんなお手入れ方法があるのかなど紹介していきます。
鉄瓶とは、お湯を沸かすために使う鉄製の道具です。
鉄瓶というと岩手県の「南部鉄器」が有名です。
しかし、日本各地で作られており、産地それぞれの特徴や歴史があります。
鉄瓶は、直火でお湯を沸かすことができます。
しかし、ステンレスやホーロー製などのやかんで沸かしたお湯とでは違いがあります。
鉄瓶でお湯を沸かすのには手間がかかりますが、その分そのお湯には嬉しい効果があります。
水道水の塩素が抜けてお湯の口当たりをまろやかにしてくれます。
鉄瓶で沸かしたお湯には、鉄分が溶け出し貧血予防に効果的です。
炭火で、お湯を沸かすというイメージですが、最近ではIHで使える鉄瓶もありますのでチェックしてみてください。
「興味があるけど鉄瓶ってお手入れが大変そう」と思われる方も多いかと思われます。
正しく使うことで、面倒なことはないんです。
手入れをしない、間違った手入れをしてしまうことで大切な鉄瓶をダメにしてしまうことになってしまいます。
ここでは、鉄瓶の適切なお手入れ方法について解説していきます。このひと手間が長く使える方法です。
使い続けるほどに良くなるのが鉄瓶です。
そのためにも、最初のならし作業が必須!
鉄瓶をしっかりとならしてあげましょう。
1.最初に鉄瓶の中を水で軽くゆすぐ
※鉄瓶をスポンジやたわしでこすらないようにしましょう。
2.8分目まで水を入れ、中火で沸騰させる
※火力が弱い状態で沸かしてしまうとお湯が濁ってしまう原因となります。
3.沸騰したお湯を捨てる
4.1.~3.で行った工程を2〜3回繰り返す
※空焚きには注意しましょう。
初めは、お湯が赤褐色に濁ります。2〜3回繰り返し行うことで、沸かしたお湯が無色になれば完了です。
そして、鉄瓶を使い始めてから少したつと、鉄瓶の中に褐色の斑点や白い湯垢がつき始めます。
湯垢は、湯の中に混じっているカルシウムなどのミネラル等が沈着したもので、この湯垢が、湯をまろやかで美味しいものにしてくれます。
「鉄瓶が使い込んでいくほど良い」とされるのは、このためです。
1.鉄瓶で沸かしたお湯をすべて捨てる
※鉄瓶の中に残っている湯はポットなどに移して、必ず空の状態にしましょう。
※鉄瓶にお湯を入れた状態で放置しないこと。長時間捨てずにお湯を置いておくと濁りやサビの原因となります。
2.鉄瓶を乾燥させる
※鉄瓶の余熱で中を乾燥させるととても楽です。完全に乾燥させてからしまうようにしましょう。
空だきをする場合は、ガスには直接当てず20秒程度にしておきましょう。
※鉄瓶の内側には絶対に触れないようにしましょう。
3.表面についている水気は、乾いた布巾やキッチンペーパーなどで拭く
【はじめてお使いになる時】
1.商品が届いたときにひびなどの破損がないか確認しましょう
2.鉄急須とフタと茶こしを軽くすすぐ
※鉄急須の中は、柔らかいスポンジで洗っても大丈夫です
3.洗い終えたら乾いた布で水分をふき取る
【ご使用後のお手入れ】
1.急須の中や茶こしを水またはぬるま湯でよく洗う
※スポンジは使ってよいですが、洗剤やクレンザーは使わないようにしましょう。
2.水気を布巾などで完全に拭き取る
※茶こしがのる部分や注ぎ口、とっての付け根部分、フタの裏面といったところには水気が残りやすいです。水気が残ったままだと、サビの原因になります。
急須は、長期間の使用で急須の中に茶渋がつくことがあります。
この場合は、熱湯を入れてしばらくしてから柔らかいスポンジを使い中性洗剤で洗うようにしましょう。
扱い方に関わらず鉄瓶には自然とサビが出てきます。多少のサビがあっても、お湯が濁っていなければ安心して使うことができます。
鉄瓶の内側がだいぶサビてしまった、赤サビが出た場合のサビのお手入れ方法を解説します。
骨董のもの、物凄いサビに対する対処法ではないので注意をしてください。
「鉄瓶の内側にサビがある!」そんな場合どうすれば良いのでしょうか。
鉄瓶のサビには、「お手入れが必要」と「お手入れが不要」の2種類のサビがあります。
まずは、鉄瓶でお湯を沸かすことでサビを判断しましょう。
鉄瓶で沸かしたお湯が「赤っぽくなっている」「金属くさい」といった場合は、赤サビがあり、異常があるときです。
このような場合は、お湯の風味に影響してしまうため、手入れが必要となります。
逆にこれらの異常がない場合は、お手入れ不要なので問題なくそのまま使用し続けられます。
1.ふたを外した鉄瓶に水を8分目まで入れる
2.だし取り用のパックに煎茶の茶殻を入れ沸騰させる
※サビが酷い場合は、最初に柔らかいブラシ等で軽くこすってから行います。しかし、内部に傷がつかないように注意しましょう。
3.沸騰後30分程度お茶殻を煮出し、お湯の色が黒っぽくなっているのを確認したら火を止める
※サビとお茶殻に含まれているタンニンが反応し、良性の黒サビへと変化しています。
黒サビは、腐食原因となる赤サビの発生を防ぐ効果があります。
4.お茶殻を取り出さず、溢れない程度に水を注ぎ足す
鉄瓶に三時を入れたままの状態で1日放置します。
※通常の使用時は水を入れたまま放置することはしないでください。
5.鉄瓶に入っている水とお茶殻を取り出して軽くゆすぎ、お湯をわかす
6.お湯をわかして水が透明であれば完了
お湯が濁っている場合は、1.~5.の工程を繰り返してください。
鉄瓶は特徴を理解して正しい使い方で毎日使うことで、長く使い続けることができます。
お手入れなど扱いが難しいと思われているかもしれませんが、慣れてしまえば簡単に使い続けられます。
そのためにも、使用後のお手入れが大事。
サビの予防のためにも、鉄瓶は使用するたびにお手入れが必要です。
使う分だけお湯を沸かすようにしましょう。
もし沸かしたお湯が残ってしまっているときは、ポットなどにお湯を移して鉄瓶の中を空にしましょう。
いつまでも中にお湯を残しておくと鉄瓶を痛める原因になります。
すぐにお湯を移すことで、鉄の余熱で鉄瓶内部が乾燥させることもでき、あとから火をかけて乾かす手間が省けます。
鉄瓶の内側の部分は必ず触らないでください。また、布巾で中を拭いたりしてもいけません。
風通しのいいところに保管し、しっかりと乾燥させましょう。
空焚きは危険な上、鉄瓶に大きなダメージを与えてしまうので十分に注意しましょう。
もし空焚きしてしまった場合は、そのまま自然に鉄瓶が冷めるまで待ってください。
慌てて水をかけたりして急速に鉄瓶を冷やすと、高温の水蒸気で火傷をする危険があり、また、急激な温度差によって鉄瓶が破損してしまう恐れもあります。
遺品整理など相続品で価値の分からない鉄瓶やコレクション、整理などで片づけたい鉄瓶など獏では鉄瓶の買取を行っております。
鉄瓶は高級品から手頃な価格帯で手に入るものまでさまざまです。
どのようなものに価値があるかというのは、素人目には価値の有無を判断できないことが多いです。
豊富な知識を持った専門業者にお任せください。
鉄瓶のお手入れ方法とサビの改善方法をご紹介しました。
鉄瓶は、正しく使用することで長く使うことのできるものです。
そのため、昔から長く使われてきた鉄瓶がお家の中にあったり眠っていたりすることもあるのではないでしょうか。
特に、骨董品や美術品は知識が求められるもので、専門業者でないとその価値を見抜くことができません。
価値がある鉄瓶をそのままにしてしまう前に、ぜひとも獏にご相談ください。
そんな鉄瓶は、工芸品としてだけでなく、近年健康面でも注目を集めています。
鉄瓶は、お手入れが大変そうだと思う方が多いかもしれません。
基本的には、濡れたままにしないことや鉄瓶の中に触れないということです。
正しい方法でお手入れをしていけば、100年使うことができるともいわれています。
この記事では、サビないためにはどんなお手入れ方法があるのかなど紹介していきます。
鉄瓶とは?
鉄瓶とは、お湯を沸かすために使う鉄製の道具です。
鉄瓶というと岩手県の「南部鉄器」が有名です。
しかし、日本各地で作られており、産地それぞれの特徴や歴史があります。
鉄瓶は、直火でお湯を沸かすことができます。
しかし、ステンレスやホーロー製などのやかんで沸かしたお湯とでは違いがあります。
鉄瓶でお湯を沸かすのには手間がかかりますが、その分そのお湯には嬉しい効果があります。
水道水の塩素が抜けてお湯の口当たりをまろやかにしてくれます。
鉄瓶で沸かしたお湯には、鉄分が溶け出し貧血予防に効果的です。
炭火で、お湯を沸かすというイメージですが、最近ではIHで使える鉄瓶もありますのでチェックしてみてください。
基本的な鉄瓶のお手入れ方法
「興味があるけど鉄瓶ってお手入れが大変そう」と思われる方も多いかと思われます。
正しく使うことで、面倒なことはないんです。
手入れをしない、間違った手入れをしてしまうことで大切な鉄瓶をダメにしてしまうことになってしまいます。
ここでは、鉄瓶の適切なお手入れ方法について解説していきます。このひと手間が長く使える方法です。
はじめて使用する場合
せっかく購入した鉄瓶だからこそ長く使いたいですよね。使い続けるほどに良くなるのが鉄瓶です。
そのためにも、最初のならし作業が必須!
鉄瓶をしっかりとならしてあげましょう。
1.最初に鉄瓶の中を水で軽くゆすぐ
※鉄瓶をスポンジやたわしでこすらないようにしましょう。
2.8分目まで水を入れ、中火で沸騰させる
※火力が弱い状態で沸かしてしまうとお湯が濁ってしまう原因となります。
3.沸騰したお湯を捨てる
4.1.~3.で行った工程を2〜3回繰り返す
※空焚きには注意しましょう。
初めは、お湯が赤褐色に濁ります。2〜3回繰り返し行うことで、沸かしたお湯が無色になれば完了です。
そして、鉄瓶を使い始めてから少したつと、鉄瓶の中に褐色の斑点や白い湯垢がつき始めます。
湯垢は、湯の中に混じっているカルシウムなどのミネラル等が沈着したもので、この湯垢が、湯をまろやかで美味しいものにしてくれます。
「鉄瓶が使い込んでいくほど良い」とされるのは、このためです。
使用後のお手入れ
使用後は乾かすだけでOK!鉄瓶を洗う必要はありません。1.鉄瓶で沸かしたお湯をすべて捨てる
※鉄瓶の中に残っている湯はポットなどに移して、必ず空の状態にしましょう。
※鉄瓶にお湯を入れた状態で放置しないこと。長時間捨てずにお湯を置いておくと濁りやサビの原因となります。
2.鉄瓶を乾燥させる
※鉄瓶の余熱で中を乾燥させるととても楽です。完全に乾燥させてからしまうようにしましょう。
空だきをする場合は、ガスには直接当てず20秒程度にしておきましょう。
※鉄瓶の内側には絶対に触れないようにしましょう。
3.表面についている水気は、乾いた布巾やキッチンペーパーなどで拭く
急須のお手入れ
【はじめてお使いになる時】
1.商品が届いたときにひびなどの破損がないか確認しましょう
2.鉄急須とフタと茶こしを軽くすすぐ
※鉄急須の中は、柔らかいスポンジで洗っても大丈夫です
3.洗い終えたら乾いた布で水分をふき取る
【ご使用後のお手入れ】
1.急須の中や茶こしを水またはぬるま湯でよく洗う
※スポンジは使ってよいですが、洗剤やクレンザーは使わないようにしましょう。
2.水気を布巾などで完全に拭き取る
※茶こしがのる部分や注ぎ口、とっての付け根部分、フタの裏面といったところには水気が残りやすいです。水気が残ったままだと、サビの原因になります。
急須は、長期間の使用で急須の中に茶渋がつくことがあります。
この場合は、熱湯を入れてしばらくしてから柔らかいスポンジを使い中性洗剤で洗うようにしましょう。
鉄瓶内部がサビてしまった時の対処法
扱い方に関わらず鉄瓶には自然とサビが出てきます。多少のサビがあっても、お湯が濁っていなければ安心して使うことができます。
鉄瓶の内側がだいぶサビてしまった、赤サビが出た場合のサビのお手入れ方法を解説します。
骨董のもの、物凄いサビに対する対処法ではないので注意をしてください。
お手入れが必要なサビか確認する
「鉄瓶の内側にサビがある!」そんな場合どうすれば良いのでしょうか。
鉄瓶のサビには、「お手入れが必要」と「お手入れが不要」の2種類のサビがあります。
まずは、鉄瓶でお湯を沸かすことでサビを判断しましょう。
鉄瓶で沸かしたお湯が「赤っぽくなっている」「金属くさい」といった場合は、赤サビがあり、異常があるときです。
このような場合は、お湯の風味に影響してしまうため、手入れが必要となります。
逆にこれらの異常がない場合は、お手入れ不要なので問題なくそのまま使用し続けられます。
サビの適切な落とし方
1.ふたを外した鉄瓶に水を8分目まで入れる
2.だし取り用のパックに煎茶の茶殻を入れ沸騰させる
※サビが酷い場合は、最初に柔らかいブラシ等で軽くこすってから行います。しかし、内部に傷がつかないように注意しましょう。
3.沸騰後30分程度お茶殻を煮出し、お湯の色が黒っぽくなっているのを確認したら火を止める
※サビとお茶殻に含まれているタンニンが反応し、良性の黒サビへと変化しています。
黒サビは、腐食原因となる赤サビの発生を防ぐ効果があります。
4.お茶殻を取り出さず、溢れない程度に水を注ぎ足す
鉄瓶に三時を入れたままの状態で1日放置します。
※通常の使用時は水を入れたまま放置することはしないでください。
5.鉄瓶に入っている水とお茶殻を取り出して軽くゆすぎ、お湯をわかす
6.お湯をわかして水が透明であれば完了
お湯が濁っている場合は、1.~5.の工程を繰り返してください。
鉄瓶を長く使用するためには?
鉄瓶は特徴を理解して正しい使い方で毎日使うことで、長く使い続けることができます。
お手入れなど扱いが難しいと思われているかもしれませんが、慣れてしまえば簡単に使い続けられます。
そのためにも、使用後のお手入れが大事。
サビの予防のためにも、鉄瓶は使用するたびにお手入れが必要です。
放置せずにお湯は使い切る
使う分だけお湯を沸かすようにしましょう。
もし沸かしたお湯が残ってしまっているときは、ポットなどにお湯を移して鉄瓶の中を空にしましょう。
いつまでも中にお湯を残しておくと鉄瓶を痛める原因になります。
すぐにお湯を移すことで、鉄の余熱で鉄瓶内部が乾燥させることもでき、あとから火をかけて乾かす手間が省けます。
鉄瓶の内側の部分は必ず触らないでください。また、布巾で中を拭いたりしてもいけません。
風通しのいいところに保管し、しっかりと乾燥させましょう。
空焚きのしすぎには要注意
空焚きは危険な上、鉄瓶に大きなダメージを与えてしまうので十分に注意しましょう。
もし空焚きしてしまった場合は、そのまま自然に鉄瓶が冷めるまで待ってください。
慌てて水をかけたりして急速に鉄瓶を冷やすと、高温の水蒸気で火傷をする危険があり、また、急激な温度差によって鉄瓶が破損してしまう恐れもあります。
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鉄瓶のお手入れ方法とサビの改善方法をご紹介しました。
鉄瓶は、正しく使用することで長く使うことのできるものです。
そのため、昔から長く使われてきた鉄瓶がお家の中にあったり眠っていたりすることもあるのではないでしょうか。
特に、骨董品や美術品は知識が求められるもので、専門業者でないとその価値を見抜くことができません。
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