花入・花瓶

花入・花瓶の買取実績

  • 花入・花瓶

    鹿鳴図瓢型瓶

    葉山有樹「鹿鳴図瓢型瓶」

    13

    店頭買取 大阪 男性・40代
    価格設定の背景

    細密画が印象的な人気作家です。少しばかり時代が古い作品でしたが精一杯評価させていただきました。

  • 花入・花瓶

    赤繪六角花生

    浜田庄司「赤繪六角花生」

    26

    出張買取 栃木 女性・70代
    価格設定の背景

    人間国宝・浜田庄司の中でも需要がある赤絵作品です。文様も浜田らしく高額査定させていただきました。

  • 花入・花瓶

    濁手苺文花瓶

    十四代酒井田柿右衛門「濁手苺文花瓶」

    17

    出張買取 福岡 女性・80代
    価格設定の背景

    小ぶりなサイズでしたがしっかりと評価させていただきました。細長いよりも直径が大きいタイプの方が金額はお付けしやすいです。。

  • 花入・花瓶

    色絵吹墨草花文花瓶

    十三代今泉今右衛門「色絵吹墨草花文花瓶」

    2

    出張買取 岐阜 70代男性
    価格設定の背景

    本人作ですがサイズが小さいと厳しい価格帯となります。

  • 花入・花瓶

    釉裏金彩鉄線文花瓶

    吉田美統

    1

    出張買取 広島 60代女性
    価格設定の背景

    先生の代表作となります。つる首よりはどっぷりとした形の方が評価しやすい傾向です。

  • 花入・花瓶

    花生

    三代徳田八十吉「花生」

    1.6

    出張買取 東京 女性・60代
    価格設定の背景

    小ぶりな作品ですがしっかりと評価させていただきました。サイズが大きく人間国宝後に制作された作品は金額が上がりやすい傾向です。

  • 花入・花瓶

    燿彩花瓶

    三代徳田八十吉「燿彩花瓶」

    9

    出張買取 長野 男性・60代
    価格設定の背景

    通常はもう少し安いのですが、金銘(人間国宝就任後)の作品だったため目一杯評価させていただきました。

  • 西洋アンティーク

    花入

    バカラ「花入」

    2

    出張買取 東京 女性・50代
    価格設定の背景

    贈答品でいただいた作品だそうです。バカラですとグラスをイメージする方も多いですが、花入れも販売しております。欠け等のダメージもなく良い状態でした。

  • 西洋アンティーク

    ザクロと虫文花入

    ガレ「ザクロと虫文花入」

    5

    出張買取 福岡 女性・70代
    価格設定の背景

    ドームの様な雰囲気もあり、一見ガレらしくない作品も人気です。しかしながら、今回の作品はシンプルなデザインのためこのような評価となりました。

  • 西洋アンティーク

    薊文花入

    ドーム「薊文花入」

    22

    出張買取 静岡 女性・40代
    価格設定の背景

    人気シリーズの一つです。一般的な花入れよりは小ぶりな作品でしたが、しっかりと評価させていただきました。

花入・花瓶を買取のお客様の声

  • 「四代徳田八十吉-花入」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 広島/ 女性・50代/

    レビューコメント

    初めて利用しましたが、担当の方が非常に親切で、私の持っていた古い花入れの歴史や価値について興味深く説明してくれました。査定も思ったより高額で、とても満足しています。安心して任せられると感じました。

    ご利用いただき、ありがとうございました。お客様の大切な花入れの歴史や価値を共有させていただけたこと、大変光栄に思います。今後もお客様に安心してご利用いただけるよう、サービスの向上に努めて参ります。

    山本
  • 「丸田宜政-花壺」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 福岡/ 女性・40代/

    レビューコメント

    亡くなった祖母の形見の花瓶を査定していただきました。担当の方が丁寧に扱ってくださり、感謝しています。査定結果に納得がいく説明があり、信頼できるサービスだと感じました。

    ご祖母様の形見の花瓶を査定させていただき、心より感謝申し上げます。お客様に信頼していただけるサービスを提供できたこと、私たちにとっても大きな喜びです。これからもお客様の期待を超えるサービスを目指してまいります。ご利用ありがとうございました。

    山本
  • 「花入・花瓶-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 男性・60代/

    レビューコメント

    遺品整理で見つかった数点の花瓶を査定してもらいましたが、担当の方がそれぞれの花瓶についての知識が豊富で、丁寧に説明してくれました。思い出深い品々を大切に扱っていただき、感謝しています。

    遺品整理でのご依頼、ありがとうございました。お客様の思い出深い品々を大切に査定させていただけたこと、私たちにとっても貴重な経験となりました。今後もお客様の大切な品を丁寧に扱うことをお約束いたします。

    楜澤
  • 「十二代酒井田柿右衛門-綿花鳥文花入」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 福岡/ 女性・60代/

    レビューコメント

    古い実家から出てきた花入れを査定に出しました。担当の方が非常に丁寧に対応してくれて、花入れの歴史や価値についても学べました。査定価格にも満足しています。

    ご実家の作品を査定させていただき、ありがとうございました。お客様に満足いただける査定価格をご提案でき、幸いです。私たちは常にお客様から学び、サービスの質を高めていくことを心がけています。

    山本
  • 「杉本貞光-信楽花入」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 女性・70代/

    レビューコメント

    担当の方が迅速に対応してくれて、花入の査定がスムーズに行われました。説明も分かりやすく、査定価格にも納得。信頼できるサービスだと思います。

    スムーズな査定プロセスを提供できたこと、嬉しく思います。お客様に信頼と満足をお届けできるよう、努めて参ります。お客様の期待に応えられるサービスを提供し続けるため、精進してまいります。

    正村
  • 「十四代今泉今右衛門-色絵墨色墨はじき瑞花文花瓶」をお買取り

    ★★★★★

    店頭買取/ 大阪/ 男性・60代/

    レビューコメント

    家族が大切にしていた花瓶を査定してもらう際、担当の方の対応が心温まるものでした。細やかな注意を払いながら、花瓶の背景についても教えてくれ、査定後も安心してお任せできました。

    ご家族が大切にされていた花瓶を査定させていただき、ありがとうございました。お客様に安心してお任せいただけたこと、大変嬉しく思います。私たちはこれからもお客様の大切な品を心を込めて扱うことをお約束いたします。

    立石

査定士紹介

  • 小林 査定歴:13年 得意分野:美術品全般

    美術品・芸術品とは文化です。しかるべき状態で後世へ残すべきだと考えております。人それぞれ美術品に対しての好みや熱量は異なる事が多く、最も悲しいのは専門外の業者に処分依頼をしてしまうケースです。 詳しくみる
  • 山本 査定歴:6年 得意分野:九州エリアの陶磁器

    私には業務の中で大切にしている考え方があります。それは、「作品だけでなくお客様の思い出もお取り扱いしている」という事です。何気ない風景画や人物画が実はお客様にとっては思い出の場所だったり、ご家族を投影したものだったりします。それを手放されるという事は非常に苦しいことかと思います。 詳しくみる
  • 楜澤 査定歴:2年 得意分野:ファインアート

    小学生の頃にモーリス・ユトリロの≪コタン小路≫という作品に魅せられて絵画に関心を持ち始め、学生時代は西洋美術史を専攻しておりました。 美術館や画材・額縁店でのアルバイトを経て一度は教育関係の職に就いたのですが、やはり美術に関わるお仕事をしたいという思いが強く、獏に入社をして現在に至ります。 詳しくみる
  • 正村 査定歴:3年 得意分野:絵画・陶磁器

    美術品が昔から大好きで、縁があり美術品の買取専門店でお仕事をさせていただいております。 日々多くのお問合せやさまざまな作品やお客様と出会う中で気づき、私が大切にしていることがあります。 詳しくみる
  • 立石 査定歴:4年 得意分野:現代アート

    美術品に携わる仕事を始めてまず感じたのが、単に商品の売買を行う仕事ではないというところでした。 ほとんどの方にとって当てはまることだと思いますが、私もこの仕事をしていなかったら絵画や茶道具、骨董品などに触れることは少なかったと思います。 詳しくみる
  • 金久 査定歴:3年 得意分野:油絵・版画

    美術品に携わる仕事は、単なる商品の売買ではなく、お客様の人生や歴史に触れる貴重な機会であると強く感じます。絵画や茶道具、骨董品など、一つ一つの作品には、作り手の想い、持ち主の思い出、時代背景などが込められており、それらを丁寧に読み解き、お客様に最適な提案をすることが求められます。 詳しくみる

取り扱い作家一覧

取り扱い作家一覧

花入・花瓶買取対応エリア

全国で出張買取を行っています
お気軽にお問い合わせください

東京・愛知・大阪・広島・福岡に店舗を構え、日本全国で買取を行っています。
迅速な対応を心がけておりますので、是非お気軽にご相談ください。
美術品を押し入れに閉まっている・お部屋に飾っている状態でも大丈夫です。

出張料金は
無料です!
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ください!

店舗情報


買取方法・流れ


  1. Step01

    まずはお気軽にお問合せ下さい。

    まずはお電話メールLINEにてお問い合わせください。
    ※内容により画像(写真)で判断させていただく場合もあります。
    お問い合わせ前に作家の名前や詳細など確認していただけるとスムーズですが、何も分からなくても大丈夫です。
  2. Step02

    出張査定(無料)

    出張買取(無料)専門のスタッフが約束の日時にご訪問させていただきます。
    当日、新たに査定して欲しいものがある場合も歓迎いたしますので、ぜひご用意ください。
    ※作品によっては後日買取金額の回答をさせていただく場合もあります。
  3. Step03

    現金お支払い

    査定金額にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いします。
    当日中に作品も引き取りますので、基本的には1日で完結します。
    お振込にも対応しております。

    <必要書類>
    ※現住所が記載されているものに限ります。
    ・身分証明書 (運転免許証、保険証、パスポート、外国人登録証など)
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    美術品の詳細をわかる範囲でご教示ください。(作家名・サイズ など)写真を送付いただけると、より具体的な査定額のご案内が可能となります。
  2. Step02

    査定価格のご連絡

    いただいた情報を基に、おおよその買取金額をお調べしてご連絡いたします。
    査定は無料、金額にご納得いただけない場合は勿論お断りいただいて構いません。
    ※作品によっては、現物を見てからでないと判断出来かねる場合もございます
  3. Step03

    売却品を発送いただく

    査定価格にご納得いただけましたら、弊社から必要書類をお送りします。
    書類にご記入いただき、弊社東京本社宛に着払いにてお送りください。
    梱包材がお手元に無い場合、無料でお送りしますのでお知らせください。
    作品によってはお客様にご用意をお願いする場合もございますこと、予めご了承ください。
  4. Step04

    お荷物が弊社に到着

    コンディション等を確認させていただき、最終的な査定価格と登録番号を記載した「確認書」をお客様のご自宅へお送りします。
    ※最終的な査定価格にご納得いただけない場合はキャンセルも可能です。
    ※作品によっては返送時の送料をお客様負担とさせていただく場合がございます。
  5. Step05

    買取金額のお支払い

    必要な情報をご教示いただいた後、お客様指定の銀行口座へお振込みいたします。
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    完全予約制となりますので、まずお問い合わせをお願いいたします。
    美術品の詳細や、来店希望店舗・来店希望日時をお知らせください。
    内容によっては、この時点でおおよその買取金額をお伝え出来ます。
    【電話問合せ先】0120-89-0007(通話料無料)
    【店舗所在地】
    東京店:東京都大田区大森北3-5-7ロイヤルビル1階 詳しくはこちら>>
    大阪店:大阪市中央区内平野町1-1-5 西大手前ビル103号 詳しくはこちら>>
    福岡店:福岡市博多区諸岡2-4-1大和ビル103 詳しくはこちら>>
  2. Step02

    店舗へ美術品をお持ち込みください

    ご予約日時に、売却を検討されている美術品を店舗へお持ちください。
    ※売却時には身分証明書が必要です
    現住所が記載されている運転免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポート等をご持参ください
    ※駐車場のご用意はございません。恐れ入りますが、近隣のコインパーキングをご利用ください。
    なお、福岡店は専用駐車場がございますので、ご希望のお客様はご案内いたします。
  3. Step03

    査定価格をご提示

    美術品を拝見し、査定価格をお伝えします。
    当日に売却せず、一旦お持ち帰りいただくことも可能です。
    ※作品によっては査定価格のお伝えが後日となる場合もございます
  4. Step04

    買取成立 お支払い

    査定価格にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いいたします。
    お振込みも対応可能です。
  1. Step01

    お申込み

    まずはお電話・メール査定・LINE査定からお問い合わせ下さい。
    作品画像や詳細を合わせてお送りいただけますとスムーズにやり取りできます。
    まったく分からなくても問題ございません。
  2. Step02

    簡易査定

    いただいた情報をもとに大まかな落札予想金額をご提案させていただきます。
    オークションという性質上、希望的観測ではなく相場通りの金額でご提案させていただきます。

    鑑定書の取得が必要な作品の場合は当社で代行も承っております

  3. Step03

    作品のお預かり

    簡易査定にご納得いただけましたら作品をお預かりさせていただきます。
    出張・お持ち込み・宅配にて対応しております。
    お住いのエリアや作品の内容によってご相談させていただきます。
  4. Step04

    代行契約

    現物を拝見させていただき作品コンディション等をチェックさせていただきます。
    その後、具体的な最低落札価格を設定させていただきます。
    最低落札価格に満たない場合はご返却させていただきます。
    ご納得いただけましたら契約書を交わさせていただきます。
  5. Step05

    業者間オークションへ出品

    契約書通り進めさせていただきます。

    オークションにより強みのジャンルが異なるため、作品によっては別日になるケースもございます



  6. Step06

    お支払い

    落札金額から手数料を差し引いた金額をお支払いさせていただきます。

    具体的な手数料は下記を参照ください


    お振込みの場合はオークション終了後3営業日以内にご入金させていただきます。

花入・花瓶のよくある質問

  • どのような花入・花瓶を買い取ってもらえますか?

    茶道具として使用される花入・花瓶全般を買い取ります。陶磁器製のもの、竹製のもの、金属製のもの、ガラス製のもの、その他、珍しい素材のものもお取り扱い可能でございます。

  • 茶道具の花入・花瓶の価格評価基準は何ですか?

    作者や、製作年代、使用されている素材、現在の保存状態、その希少性、そして市場価値といった複数のポイントを総合的に判断して行われます。

  • 花入・花瓶の状態が悪い場合でも買い取ってもらえますか?

    破損していても作品によっては評価が可能なものもございます。しかしながら、陶磁器の花入は評価が大幅に下がり、買取が難しい場合もございます。

  • 花入・花瓶に関して保管方法についてのアドバイスはありますか?

    布や専用の箱に入れて保護することをお勧めします。作品の種類によっては直射日光や湿気を避け、温度変化の少ない場所に保管することが大切です。

  • 古い茶道具だけが価値があるのですか?

    古い茶道具には歴史的価値や希少性がありますがその分修復などのダメージが発生している割合が多いです。現代作家の作品も技術やデザインが評価され、高値で取引されることがあります。作品の年代だけでなく、芸術性や作者の評価も重要です。

  • 過去に使用した花入でも買い取っていただけますか?

    はい、使用済みの花入でも買取可能です。ただし、状態によって査定額が大きく変わります。

  • 西洋の花瓶でも取り扱ってますか?

    はい、西洋の花瓶も取り扱っております。ガレやドームなどの西洋のアンティークも喜んで査定いたします。

花入・花瓶の買取相場

2024年8月現在

作家名 モチーフ 買取相場
河井寛次郎 呉洲扁壷 20~100
十四代柿右衛門 紅葉文花瓶 数十万~150
北大路魯山人 染付花入 数十万~500
板谷波山 草花文花瓶 300~800
不明 李朝花入 数万~1000
浜田庄司 赤絵花瓶 10~50
三浦小平二 青磁花瓶 数万~30

花入・花瓶を高く売るポイント

保存状態の重要性とタイミング

花瓶や花器の買取では、保存状態が査定額に大きく影響します。陶磁器製の花瓶は割れる素材であるため、小さな衝撃で割れたりヒビが入ったりすることがあります。保存状態が良い間やトレンドが続いているうちに、早めに査定に出すことを推奨します。

付属品の有無を確認する

西洋の花瓶には共箱という概念が少なく、箱がなくても価値の評価は可能ですが、茶道具などは共箱は作品の一部と見なされ、

その存在が価値を大きく左右します。共箱がない場合、特に茶道具では価値が著しく下がる可能性があります。

作家の評判と希少性を調べる

作家知名度や市場での評価は価値を大きく左右します。高い評価を持つ作家の作品は、その希少性からも需要が高くなり、査定価格が上昇する傾向にあります。

作品と付属品の保存状態

ヒビや欠けなど花瓶の保存状態が悪い場合、査定額に大きく影響が出ます。また、作品以外にも「共箱」と呼ばれる作品名、作家名が書かれた専用の木箱にシミや傷などがある場合もマイナス査定の可能性が高くなります。

作品のサインとデザインを確認する

西洋のアンティーク花瓶、特にガレやドームなどの著名ブランドでは、サインの真贋や描かれているデザインが重要です。特にガレでは風景、ドームでは雪の景色が評価される傾向にあります。加えて、100年以上の経年を経た西洋アンティークは、状態の見極めが非常に難しいです。サインや作品のデザイン、状態の全てを慎重に評価することが求められます。

花入・花瓶の今後の動向

2024年現在、有名作家の花入、花瓶も相場に落ち着きが見られます。お茶道具関係の花入はより厳しくなっています。生活様式の変化や、世代交代による趣味の変化で需要が少なくなってきているのが要因と考えられます。相場が冷え切ってしまう前にご売却をお勧めいたします。。

花入・花瓶とは?特徴・歴史をご紹介

定義

茶道では、お茶を楽しむ際に欠かせないアイテムの一つが花入れ、または花瓶です。これらは、茶室に飾るための花を美しく見せるために用います。例えば、竹や陶器、金属で作られた花入れは、自然の美しさを茶室の中に取り入れ、お茶を飲む人の心を和ませます。また、花瓶も同様に、花を生けるために使われることが多く、茶道具としての役割を果たしています。これらの道具は、茶道の世界ではただの容器ではなく、美の追求と心の豊かさを表現する大切な役割を持っています。茶の湯では、これらの花器、花瓶を総称して花入あるいは花生とも呼びます。

特徴

茶道具の花入には、さまざまな種類があり、使われ方もそれぞれです。例えば、「掛花入」は壁に掛けて使うタイプで、茶室の中で特に目立つ場所に設置されます。次に、「釣花入」は天井から吊り下げて使用し、空間に浮遊感を与える独特の雰囲気を作り出します。そして、「置花入」はその名の通り、床に直接置いて使用するもので、茶室の配置によって様々な表情を見せてくれます。これらの花入は、茶道を楽しむ上で欠かせないアイテムであり、それぞれが茶室の美しさを引き立てる重要な役割を担っています。

歴史

 

茶道具の花入は、茶の湯の文化と共に長い歴史を持っています。元々、茶道が始まったのは中国で、唐の時代にさかのぼります。この時代にはすでに、茶の席で花を飾る習慣がありました。当時は「花入」という名前ではなかったかもしれませんが、陶器や金属で作られた容器に草花を生けて、空間を美しく彩っていました。これらの習慣は日本に伝わり、特に室町時代に茶の湯が花開くと、花を生けるための専用の道具として「花入」が発展しました。それ以降、花入は茶道の精神を象徴する大切な道具として、さまざまな形や素材で作られるようになりました。これらの変遷は、茶道文化の深さと、季節の移ろいを大切にする日本の美意識を反映しています。

茶道具の花入の飾り方と選び方

茶道具の花入を飾る方法は、その形や材質によってさまざまです。花入の材質には「真」「行」「草」の三つの種類があります。真は高価で贅沢な素材、例えば胡銅や唐銅、唐物の青磁などを指し、正式な席に適しています。行は釉薬がかかった和物の陶磁器など、もう少し気軽に使える素材です。草は自然の素材、例えば竹や籠、釉薬を施していない陶磁器など、より素朴で日常的な雰囲気のある素材を指します。これらの花入は、茶事や掛け軸、他の道具との組み合わせによって選び、茶室の雰囲気を作り出します。

高価買取されやすい花入・花瓶の作家

    • 北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)

      北大路魯山人の花入は、特に織部や竹筒のような作品や、大きくて迫力のあるものが高価で買取られやすい傾向にあります。これらの作品は、その希少価値や美しさ、状態の良さ、そして共箱の有無によって価値が高まります。

    • 酒井田柿右衛門(さかいだ かきえもん)

      酒井田柿右衛門の花入は、高さと幅共に30cmを超えるものほど価値が上がります。江戸時代初期から続くこの一族は、色鮮やかな色絵と乳白色の素地を特徴とする伊万里焼を製作し、世界中で高く評価されています。

    • 板谷波山(いたや はざん)

      板谷波山の花入は、その状態が価値を大きく左右します。修復されたものもよく見かけますが、修復されたものは一般に価値が下がるため、可能な限り元の状態が保たれている、すなわち良好な状態の作品が高く評価されます。

    • ガレ

      ガレの花瓶では、1880年代から1900年代のアール・ヌーヴォー期に作られた、特に珍しい図柄を含む作品が高価買取されやすいです。彼の作品は、自然をモチーフにした美しいデザインや独自の技法で知られ、完品でありガレのサインが確認できるものは特に価値が高いとされます。

    • ドーム

      ドームの花瓶では、特に冬景色シリーズや夏景色シリーズの作品が高く評価されやすいです。これらの季節をテーマにしたシリーズ作品は、色調やモチーフが特に人気で、完品状態でドームのサインがある作品が高価買取の対象になります。

花入・花瓶のお役立ち情報

記事一覧

獏で買取できる商品一覧

花入・花瓶買取は獏にご依頼ください

花入や花瓶はただの容器ではなく、その形や絵柄にはガレやドームのような芸術家たちによって築かれた、長い歴史と深い文化が込められています。有名作家の名作から現代作家の新しい作品まで、それぞれに特別な価値があります。当社ではそれらの背景を理解し、お持ちの花入・花瓶の本当の価値を見出します。
茶道具のひとつとして長い歴史を持つ一方で誰もが身近に感じる陶磁器でもある花入・花瓶は、美術品愛好家だけでなく一般の方にも広く愛されている作品のひとつです。ご家庭に眠っている花入、花瓶はございませんか。売却をご検討の際は是非、お気軽に買取専門店『獏』へご相談ください。